リュー君のお仕事@
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らこうであってほしいのだが…
「我ら貴族が、領民達と対等に話すなど…」
…本当に底無しのアホだな…
「出来ないと…?」
「………………我らには貴族の誇りがある!」
「そうか…では死ね!」
「な!?」
「領民達が武力発起するまで、その傲慢な誇りで高圧的に生き、殺されてしまえ!」
父さんはそこまで言うと、右手の甲を上に降り無言で退室を促す。
そして僕に目で合図をする…これ以上此処に留まるのなら、反逆の遺志有りと認識せよと…
軍の支給品である『鋼の剣』を半分程まで抜き、こちらの意志をボルガーレ子爵親子に見せつける。
先程まで真っ赤だったマーレスの顔が真っ青に変わり、慌てて謁見の間から出て行った。
剣を元に戻し「ふぅ」と溜息を漏らす…
父さんも同じ気持ちだったのだろう…溜息を漏らすと愚痴が出る。
「底無しのアホだなアイツ!ボルガーレ子爵は何であんな息子を同伴させたんだ?何かの役に立つと思ってたのか?」
「きっと王女殿下との出会いを期待してでしょう…」
「やれやれ…さぁ、次で最後でしょ!疲れたから早く終わらせよ!あのアホのせいで、何時もの3.26倍疲れた…」
「何ですか…その具体的な数値は…」
僕は呆れながらも、思わず突っ込んでしまう。
「意味は無い!ただ、疲れたっぷりをアピールしたかっただけ」
はぁ…やれやれなのはこっちだよ………
ティミーSIDE END
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