第一章
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「それで私達に鳴いていたのね」
「そうね、じゃあ」
それならとだ、美穂はすぐに言った。
「この子助ける?」
「それがいいわね、それでリカちゃんはね」
「うちで引き取るのね」
「お母さんそう考えていたお父さんもいいって言ってくれたし」
それでというのだ。
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