暁 〜小説投稿サイト〜
彼願白書
逆さ磔の悪魔
シークレットボトム
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らりとよろけながら額を押さえながらも霞は叢雲を睨みながら立ち上がる。
三条河原は背中から腕を回して、そんな霞の肩を抱き寄せるように支える。
壬生森は持っていた鍵束を三条河原に差し出す。

「元帥就任、おめでとう。君の奮戦に期待する」

この日、三条河原は正式に元帥として新たに着任した。
赤レンガの地下の禁忌の扉の奥、そこにある物がなんなのか知る者が二人増えた。
そして、今日も海軍は変わらず、戦い続けている。
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