第五十七話 卒業式その四十
[8]前話 [2]次話
「そのことはね」
「気をつけていかないと駄目よね」
「お父さんもお母さんも言うから」
「そうしてなおしていってくれるのね」
「ええ、それで千里自身も気付いたらね」
「なおしていくわね」
お母さんに真面目な顔で応えました。
「そうするわね」
「そこもいさんでいってね」
「よくないことをあらためることもんもいさんでなのね」
「そうよ、そうしてこそね」
「いいようぼくになれて」
「そしていい奥さんにもなれるのよ」
「いい奥さんね」
そう言われるとでした、私はついつい意識してしまいました。
「本当に結婚するとしたらどんな人かしら」
「大学を卒業してからよね」
「ええ、相手の人が見付かっても」
それでもです。
「やっぱり大学ではしっかり勉強してね」
「それからよね」
「おみちのことを頭に入れておきたいから」
高校の時以上にです。
「それで動ける様にしたいから」
「だからよね」
「ええ、卒業して」
そうしてです。
「それからよ」
「結婚もするのね」
「そうしたいと思ってるけれど」
私自身はそう思っていてもです、こうしたことは親神様のお引き寄せがあってそのうえでのことだからです。
「どうなるかしら」
「卒業は目指すのよね」
「それはね」
もう、でした。私の中では。
「それからって考えてるし」
「そうよね、じゃあね」
「それならよね」
「もうね、卒業を考えて」
そうしてとです、お母さんは私に言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ