第五十七話 卒業式その三十九
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「目の敵かっていう位にね」
「そうか、あの子の癖性分か」
「あの子って」
「だからさっきから話してるその子だよ」
「阿波野君ってわかったの」
「わかるさ、そうした一面もあるんだな」
「普段は明るいけれど」
それでもなのです。
「反省している時にきついこと言ったりしたりね」
「嫌いな相手はかなり嫌うタイプみたいだな」
「そうね、そこが困ったところね」
「誰でも癖性分はあるからな」
「阿波野君はね」
本当にです。
「そこが問題になるかしら」
「そうよね」
お母さんはお父さんの言葉に頷きました。
「そうしたところはね」
「困ったところだな」
「なおしていかないとね」
「私も言うから」
後輩の子です、言わない訳にはいかないです。
「そうするから」
「そうしたところは言ってあげるのよ」
お母さんも私に言ってきました。
「いいわね」
「そうよね。癖性分はなおしていかないと」
「誰だってそうだしね」
「私もよく立腹するし」
実は短気な方です、周りはそうでもないと言ってくれますが自分でわかっています。私は結構以上によく立腹します。
「だからね」
「千里は自分はよくそう言うけれど」
「それでもないかしら」
「ええ、特にね」
「そうだったらしいけれど」
「確かに千里もどうかしらっていうところあるから」
短期でなくてもというのです。
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