第二百二十七話
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第二百二十七話 光の怖さ
赤音は今度は光の魔法、自分が得意とするその魔法について今田先生に聞くことにした。実際に目にどうかと知りたくてだ。
そして今田先生に聞くとこう言われた。
「はい、注意して下さい」
「目のことはですか」
「そうです、光の魔法を使われるなら」
それならというのだ。
「もうです」
「絶対にですか」
「目は守って下さい」
「そうしないと駄目ですか」
「そうです、光の魔法と火の魔法は」
この二つの魔法はというのだ。
「眩いですから」
「その光が目に入って」
「目を傷つけることもあるので」
「じゃあサングラスは」
「かけるといいです」
先生もこう言った。
「これはお洒落ではなくです」
「自分の目を守る為ですね」
「視力回復や失明から回復する魔法もありますが」
それでもというのだ。
「やはりです」
「魔法で治す前にですか」
「最初からです」
「目は守っておいた方がいいですね」
「はい」
今田先生はその通りだと答えた。
「その方がいいので」
「サングラスをかけた方がいいですか」
「そうです、ご自身で」
「そうですか、じゃあ」
「サングラスでしたら先生が持っていますよ」
今田先生は赤音ににこりと笑って言ってきた。
「如何ですか」
「自分で、ですか」
「かけられては」
「自分で買おうと思ってましたけれど」
「先生が沢山持っていますので」
「沢山ですか」
「サングラスは光の魔法を使う時に使いますから」
目を守る為にというのだ。
「ですから」
「それで、ですか」
「遠慮なさらずに」
「じゃあ一つお願いします」
「わかりました」
こうしてだった、赤音は今田先生からサングラスを貰うことになった。光から目を守る為のそれを。
第二百二十七話 完
2020・1・17
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