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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
別世界よりB
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をするな!」
マリーを抱き上げポピーを睨むティミー…
「…と…ともかく…一息入れましょう!お義母さま、お茶でも飲んでリフレッシュした方が良いですよ」
「ふぅ…そうですね…少し息抜きしまようか…」



マーサ達は執務室を片付け、メイドが用意してくれた紅茶とクッキーを食しながら、雑談に花を咲かせている。
其処へ『メッサーラ』のサーラが入って来て、マーサに何かを目で伝えている。

「私にお客様ですか?」
断っておくが、サーラは一言も発していない。
それなのにマーサとサーラは会話が成り立っている。
リュカとの間でもそうだった…

そして会話は続いている…
「まぁ…リュリュが来たのですか!?一人で?」
「え、リュリュが!?」
急にソワソワするティミー。

「………」
「そう!?どうやって来たのかしら?まぁいいわ…お通しして下さい」
小さく頷くサーラ…そして一旦退室する。
現在この部屋を管理しているのはマーサだ。
マーサの許可があれば、誰でも入室できるし、許可が無ければ誰一人入る事は出来ない。
従ってマーサに用がある者は、警備のモンスターを介しマーサに許可をもらう必要がある。だがサーラは、何一つ喋っていないのだが…


「マーサお祖母様、お邪魔します。…何か大変事になってる様ですね…」
「ふふふ…いらっしゃいリュリュ。本当、貴女のお父さんは厄介事を巻き起こすわね」
不必要に落ち着きが無くなったティミーを無視して、マーサはリュリュと会話を続ける。

「いったいどうやって此処まで来たのですか?…確かルラフェンという町に、特殊な魔法を憶えに行っていたと思ったのですが?」
「はい、ルラフェンで新たな魔法を憶えました。そしてサンタローズに帰ったら、サンチョさんがこの状況を教えてくれたんです…それなので早速、新たな魔法を使ってグランバニアまで来たんです!」
「え!?その魔法って…もしかしてルーラ!?」
ポピーが驚いた様にリュリュに詰め寄る。

「はい!私、ルーラを憶えました!!これで何時でもグランバニアに遊びに来れます!」
「私は生まれつきルーラ適正があったから自然と憶える事が出来たけど、普通の人は適正なんて無いから、凄い大変な思いをしないとルーラって憶えられないのよね!…前にお父さんから聞いた事があるわ!どんな事をしたの?」
「うん!お父さんが言ってたわ…『ものっそい大変だよ』って…本当に大変だった!もう2度とあんな思いはしたくない!思い出したく無いから聞かないで…」
リュリュは口元を押さえ、顔を顰める。

「でも凄いな…ルーラを憶えるなんて!さすがリュリュだね!」
リュリュを前にすると、最近頓に浮つく様になったティミー…重傷でだな。
「でもね…お父さんやポピーちゃんの様に、大勢を移動させる
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