暁 〜小説投稿サイト〜
夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
淫夜のデュエット(翔ひび)
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ら……すぐ、止める」

優しい眼差し。

大好きな翔くんの瞳。

その中に、縋るような、乞うような、

雨の日の子犬みたいな目の輝きがあって……。

「う、う、うぅ〜! もう……! もぉ〜〜ッ!!」

ずるい! ズルい!! ズルいよぉーー!!!

普段格好良いのに!

こーいう時にそんな可愛い顔されたら何にも言えなくなっちゃうよ!!

あああ〜〜! もぉ〜〜!!

「………ちょ、ちょっと、待ってて」
「…………ああ」

繋がったまま、近くに置いてあった携帯を操作し、

翼さん達にメッセージを送る。

時間を少しズラして下さい、って。

たぶん、いや、きっとバレちゃうんだろうなぁ。

ああ〜〜!もうッ!

キッ!と翔くんを睨み付ける。

怒ってないけど、怒った顔を作って見せる。

翔くんは頭を掻きながら申し訳なさそう

だけど………中のお、おちんちんはまた硬くなってる。

「翔くんの…………エッチ」
「すまない」
「すけべ……むっつり……しすこーん」
「ごめん……マジでごめん」

だ、ダメだ。

しゅん、としてる翔くん……可愛い。

「………………今度は、優しく、シてね?」
「ん、心得た」
「………ホントに、だよ? 変態、とか、 ドスケベ、とか………言っちゃ、ヤ、だからね?」
「……その単語を口にした瞬間、膣が締まったが?」
「分かりましたか!?」
「委細承知しました!」

嬉しそうにしちゃって、もう……。

本当に、もう?

「翔くん………キス、して欲しい?」
「ああ、俺もしたい?」

大好きだよ、翔くん?

ff

「あの二人、さては……」
「まあ、どう考えても……なぁ?」
「……やはりこうなったか。まったく、少々淫らが過ぎるのでは無いだろうか……」

溜め息と共に、翼がケータイを仕舞う。
どうやらかなり呆れているようね。

二人揃って遅刻、しかもこの連絡だもの。

間違いなく、朝から二人でお楽しみって所かしら。

翼は口では不機嫌そうだけど、何だかんだであの二人に甘いから、咎められないんでしょうね。

まあ、後で響から色々聞き出すんでしょうけど。

……そういや任務で忙しかったから、ここ数日はご無沙汰だったわね。

ふと、横目でツェルトの方を見ると……私の方を見つめる彼と視線がぶつかった。

思わず慌てて目を逸らす。
もう……私のこういう所は、中々直らないらしい。

そして、こんな時……ツェルトはそっと私に耳打ちして来るのだ。

(マリィ……今夜、どうする?)

背筋がゾクリ、とした。

彼はいつも、私の為にと動いてくれる。

クリス程じゃないけれど、人前じゃ中
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