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夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
淫夜のデュエット(翔ひび)
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だ、ょ?」
「なら、冷めないうちにご馳走になろう」
「う、うん! どうぞ召し上がっちゃって下さい!!」
ff
「ど、どう……?」
着替えてからテーブルに着き、玉子焼きを口にした俺へ、緊張の趣きで問い掛けてくる響。
「ああ、美味いよ。響が俺の為に作ってくれたんだ。不味いわけが無い」
「ぁぅ……そ、そーいうのは言わなくていいよぉ……は、恥ずかしぃ」
お世辞抜きに響の玉子焼きは美味い。
次は味噌汁も作って貰いたいものだ。
難しいと言うのなら、俺が教えれば直ぐに身に付けるだろう。
「わ、わたしも、いただきま〜す! あむ……ん〜! 我ながら上出来! おっいしぃ〜!!」
「ははは」
笑ったり照れたり、表情がころころと変わる響は実に愛らしい。
特に、美味いもん食べている時の響の、なんとも幸せそうな顔をする瞬間は、本当に可愛いと思う。
しかし……だ。
「ん〜。このお味噌汁もインスタントにしては中々……」
響の首筋や胸元に見える赤い跡。
昨日の俺が付けた、情事の跡。
思い出すのは愛しい想い人との逢瀬。
ベッドの上で共に獣のように貪りあった昨夜。
一度納めた劣情が頭をもたげる。
昨日あれだけシたのに、だ。
激しく交わり、そのまま眠りに着いたほどだ。
響も疲労しているだろうし、猿のように盛るのは如何なものか。
「あ、翔くん」
「え?どうした、響」
煩悩と葛藤している俺に声を掛けたかと思うと、響が椅子から立ち、俺の傍に寄ってきた。
何事かと思えば。
「ん〜、ちゅ」
「………っ!」
頬に口付けされた。
「えっへへ、お弁当、付けてたよ」
「……………」
照れくさそうにはにかむ響。
うん……可愛いが過ぎないか、俺の響?
「へへ〜……んひっ?!」
「? 今度はどうした?」
「あ、その〜………あぅぅ」
いきなり素っ頓狂な声を上げ、顔を赤く染める響。
頬への口付けに照れたわけではないだろうし……。
はて?
「………き、昨日の……翔くんの……せ…ぇしが……垂れて、きちゃって…………その」
「…………………………………………」
ああ、完全に目を覚ましたな、下半身の俺。
おはよう。
「響……その、すまないんだが」
「ふぇ…………あっ」
勃起した俺のイチモツは、下着越しでも隠しようのない程に自己主張していた。
「わ、わ、き、昨日、あんなにシたのに……?」
「……本当にすまない…………頼めるか?」
一度勃ってしまうと出さない限りは中々萎えない。
普段はどうとでもコントロール出来るのだが、愛しい響を前にすると、どうにもきかん坊になってしまう。
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