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夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
淫夜のデュエット(翔ひび)
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「しょ〜う〜く〜ん!あ〜さで〜すよ〜!!」
聞き慣れた──愛おしい声に目を覚ます。
此方を覗き込む、太陽のような笑顔は。
「……ひびき?」
「うん!立花響だよぉ! おっはよ〜ごさいま〜す!!」
朝から愛らしい笑顔が視界いっぱいに広がる。
これは現実か?
響の事が好き過ぎて、まだ夢を見ているのではないか?
確かめる術は。
「えっへへ〜、翔くんの寝顔ゲ、んみゅ?!」
「ん……ちゅ……っ」
「ひゃ……ひょ、おく、んッ……や、んぅ、いきな……んん〜ッ」
幻の響の唇を奪う。
吸い、嗅ぎ、口内を舐る。
味、匂い、感触、かなりリアルな幻だ。
いや、これは。
「ぷぁ…………現実か」
思い出した。
俺と響がいるのはロンドン。
アルカ・ノイズ討伐の任務に就いていた姉さんとマリアさん、それにツェルト。
しかし、敵の規模が予想より大きかった為、日本から応援として俺と響が派遣されたのだ。
俺たち2人の到着から間もなく、敵の拠点は叩き潰され、その日の内に任務は終了した。
そして、夜は………響と『仲良く』したんだった。
「おはよう、響」
「お……おはよぅ、ござましゅ……」
先程の元気な声から一転、頬を赤らめて俯く響。
なんとも可愛らしい。
しかも……
「響、その格好は?」
「え、は……あ、ああ! えと、翔くんのYシャツをお借りしちゃった!彼シャツってヤツだよ、ふへへ」
「……ああ」
俺と響は10cm以上の身長差があり、俺のシャツは響には大きめだろう。
しかし……しかし、だ。
身長差はあっても響には俺に無いモノがある。
そう胸、だ。
胸囲が盛り上がっている為、下を隠しきれていない。
下着は穿いているようだが、先程から響の愛らしく肉付きのいい尻が丸見えだ。
正直、勃ちそうだ。
考える前に響に手が伸びるが、突然、部屋に電子音が鳴り響く。
「あ、炊けた。翔くん、朝ご飯にしよう!!」
「朝飯?」
「うん!日本からお米とインスタントのお味噌汁に漬物、納豆を持ってきたんだぁ!!」
やっぱりお米は日本産だよね!、と笑う響。
空腹を感じ、腹の虫が嘶きそうになる俺に響が更に力説する。
「さらに! なんとなんと!! わたしのお手製玉子焼きも付いた朝ご飯だよぉ!!」
「響の手料理、だと!?」
「うん! 未来やクリスちゃんに教わったんだよ! 本当はお味噌汁も作りたかったんだけど……わたしにはまだ無理でした、たはは」
日本を発つ前は得意料理は卵かけご飯と豪語していた響。
その響が手料理、しかも。
「俺の為に……って、自惚れていいか?」
「んぇ?!ぇと……そ、そぅ
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