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勇者戸希乃を信じてほしい
第六話
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々を追いかけてますね。

「ヴィルゴーストさんはどうやるんですか?」

「勇者よ、ふざけているのか?私が勇者の墓参りなどするわけがないだろう」

 言われてみればそうかもしれない……。


 お参りも済んだし、次は……。

「そうだ、聖剣!」

 聖剣は勇者のお墓、石碑の前にある祭壇に置かれていました。

「これが聖剣……」

 魔王も言ってたけど、なんかフツー。

「へぇ、てことはこれが8000年以上前の剣ってことなのか……なんか今の剣とあんまり変わらないな?」

 ゴルガスさんの言う通りですよね、なんでだろう?

「そりゃ、数百年ごとに魔界からの大規模侵攻があって、技術の発展が半ばリセットされちまってるからなぁ」

 ま、魔王……あんたがそれいうの……?
 ていうか魔界からの侵攻による人間界の被害って、そういうレベルなんだ……。

 とりあえず聖剣を手にとってみます。

「別に古い感じはしないかな……。500年前にも魔王はこの剣で倒されたんだよね?」

「ああ、そうだな。当時細部まで詳しく見てたわけじゃないが、確かに神性を感じるし同じ剣だろうな」

「じゃあ誰かがずっと維持管理してくれているのかな?」

「これは石碑と祭壇自体に強力な劣化防止の魔法がかかっておるのぅ。その効果範囲内にあったのだから、剣にもサビひとつないはずじゃ」

「そうなんですかアルマさん。へー、魔法ってすごいんだぁ」

「逆に言えばたとえ聖剣でもメンテナンスを怠れば錆びるのかもしれないな」

「あ、ゴルガスさん、それは大丈夫ですよー。出発前にちゃんと教わったので。そういえばしつこいくらい念押しされてたな……」

「なるほど、歴代勇者の中には知らずに血糊がついたまま鞘に納めて抜けなくなったり錆びさせたやつがいたんだな……」

「あー……」


 さて、聖剣を手に入れたのはいいものの、今まで使っていた方の剣はどうしましょう?

「まあいつ何時トラブルがあるかはわからないから、一本ぐらいはストックしておいてもいいかもな」

「えー、でもゴルガスさん,私二本も持って歩けないよー」

 するとマリアさんが

「それなら私が持っておきますよ」

 と申し出てくれました。

「ありがとう、マリアさん!でも剣って高価だって聞いたから、どこかの町に着いたら売っちゃってもいいんじゃないかな?」

 でもゴルガスさんは

「いや、王家の紋章付きの剣を売るのはやめておいたほうがいいぞ。そういうのは裏でどこに渡るかわからんからな。妙な悪党の手にでも渡ったら大問題だ」

 だって。
 そっかー、残念。

「なあ、勇者」

「ん?どうしたの、魔王」

「石碑の前におろ
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