第七幕その十二
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「ラー神のところに行ったら」
「ピラミッドの主の」
「そう、あの方のところに行って」
「そしてですねね」
「そう、そして」
そのうえでというのです。
「聞けばいいんじゃないかい?あいつはあたし達には風来坊でも」
「それでもですね」
「ラー神には忠実だからね」
「主神だからですね」
「あの方の言うことだけは聞くし、それに」
カルロスにさらにお話するのでした。
「慕ってるしね」
「ラー神を」
「それで連絡もいつも取ってるみたいだからね」
「だからですか」
「ラー神に聞けば」
古代エジプトのそしてこのピラミッドの主である神様にというのです。
「わかるかもね」
「じゃあ最後は、ですね」
「ずっと会えなかったらね」
ピラミッドの冒険の間というのです。
「その時はね」
「ラー神のところにですね」
「行くといいよ」
「それじゃあ」
カルロスはハトホル女神の言葉に頷きました、そうして一行はジュースやビールを飲んで食べてです。
そのうえで女神様と別れて次の場所に向かうことにしました、この時にトロットは皆にこんなことを言いました。
「ずっと探しながら冒険するけれど」
「それでもだね」
「ええ、最後はね」
こうハンクに答えます。
「ラー神のところに行って」
「そしてだね」
「メジェド神の連絡先を教えてもらいましょう」
「それじゃあね」
「それと」
トロットはさらに言いました。
「カエルマンさんかなり飲んだけれど」
「酔ってないね」
「足取りは確かね」
「私はお酒が強くてね」
そのカエルマンが笑って答えました。
「だからね」
「かなり飲んだけれど」
「それでもね」
これ位はというのです。
「大丈夫だからね」
「そうなのね」
「安心してくれ給え」
「ええ、じゃあこのままね」
「冒険を続けるね」
「そうさせてもらうわ」
トロットはカエルマンにも笑顔で答えました、そうして皆で迷宮であるピラミッドの中を進んでいくのでした。
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