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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜北の再会〜前篇
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引き締め、リィンの言葉に頷いたクロードはリィン達にあることを伝えた。

「――――――了解した。これより市庁の制圧は君達に任せる。……今聞いた通り、リィン隊の遊撃隊はこれよりイングリット隊にハリアスク郊外まで乗せてもらって移動する。上空にいるイングリット隊の再編成が済み次第、直ちにそれぞれの騎乗者達の背後に乗ってくれ!」
「イエス・サー!!」
クロードからの伝令を聞いて頷いたリィンはエーデルガルト達に視線を向けた後セレーネ達を見まわして号令をかけ、リィンの号令にセレーネ達は力強く答えた。
「ふふっ、戦いが終わった後に改めて話をしましょう。――――――これよりノーザンブリア自治州政府市庁の制圧を開始する!エーデルガルト隊は盾を構えて前へ!」
「リシテア隊、”水”の一斉詠唱を始めてください!!」
「ドロテア隊はリシテア隊の一斉詠唱から一秒後に”雷”の一斉詠唱を始めて!!」
「イエス・マム!!」
リィンに対して静かな笑みを浮かべて答えたエーデルガルトは自身が率いているメンフィル兵達に指示をして自身も身の丈程ある大楯を構えて市庁へと進軍し始め、エーデルガルトに続くようにリシテアとドロテアも自身が率いているメンフィル兵達に指示をした後魔術を開始した。

「!来るぞ……!」
「ここは通さん!!撃て――――――ッ!!」
一方進軍してくるエーデルガルト達を見た猟兵達はそれぞれ銃撃や迎撃戦用の導力砲による砲撃を行ったが重装備かつ身の丈程ある大盾を構えたエーデルガルト達”重騎士”にはビクともしなかった。
「な――――――」
「む、無傷だと……っ!?」
生身のエーデルガルト達に銃撃どころか砲撃すらも効かなかった事に猟兵達が驚いたその時
「死んで後悔しなさい!爆ぜよ、翼輝陣――――――ケルト=ルーン!!」
「死の舞を踊ってあげる!裁きの雷よ、今ここに来たれ――――――審判の轟雷!!」
「ぐぎゃあああああ……っ!?」
部下達よりも早く詠唱を終えたリシテアとドロテアが高火力かつ広範囲の魔術を発動させて猟兵達や周りにいる魔獣、人形兵器達にダメージを与えたり絶命させたりし、更に二人の魔術の後にリシテア隊の魔術師達が一斉に水を発生させる魔術を放って猟兵達をずぶ濡れにした後ドロテア隊の魔術師達が雷を発生させる魔術を一斉に放って猟兵達を感電させて絶命させたり、怯ませたりした。
「一斉射撃、”制圧”始めろ!――――――逃がさないぜ!二連制圧射撃!!」
「が……っ!?」
「がふ……っ!?」
それぞれの魔術が終わると上空にいるクロード率いる竜騎士の部隊が矢を雨のように降り注がせて追撃をし
「今よ!エーデルガルト隊、敵陣を蹂躙しなさい!!」
「ローレンツ隊、空から敵陣を攪乱してやれ!!」
「おおっ!!」
クロード達による矢の雨が降り終えると片手
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