外伝〜北の再会〜前篇
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屋上で狙撃等の奇襲の準備をしていた猟兵達に一斉に襲い掛かって次々と猟兵達を討ち取り続けていた!
「あ、あの空を駆る”騎士”達は一体…………」
「竜に鷲獅子、それに天馬までいますわ……!」
一方クロード達の奇襲によって始まった上空からの一方的な襲撃に気づいて上空を見上げたクルトとアルフィンは始めて見るメンフィル軍の空を駆る騎士達を驚きの表情で見つめ
「――――――クロード!?それにイングリットやローレンツ先輩もどうしてこの世界に……!?」
「お兄様……?もしかしてあの騎士の方々の中にお知り合いの方々いらっしゃるのですか……?」
信じられない表情で声を上げたリィンの様子が気になったセレーネは不思議そうな表情で訊ねた。
「あ、ああ………!今率いている空を駆る騎士達を率いている部隊長達はステラやフォルデ先輩と同じ俺の――――――」
「”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”。それがリィンや私達の訓練兵時代に所属していた学級の名前で、クロード達もその学級のクラスメイトだったメンバーよ。」
そしてセレーネの疑問にリィンが答えかけたその時女性の声が聞こえてリィンの代わりに説明し、声を聞いたリィン達が視線を向けると重騎士で構成されたエーデルガルトの部隊とそれぞれ魔術師達で構成されたリシテアとドロテアの部隊が現れてリィン達に近づいてきた。
「エーデルガルト……!それにリシテアとドロテア先輩まで……!」
「クロードさん達どころか、どうして皆さんがこの世界に……」
「久しぶりですね、リィン。それにエリゼも。」
「ふふっ、二人とも……特にリィン君は思ったよりも元気そうで何よりね♪」
驚きの表情で自分たちを見つめるリィンとエリゼに対してリシテアは口元に笑みを浮かべて声をかけ、ドロテアはリィン達にウインクをした。
「やれやれ…………僕達が一番乗りだったのに、肝心の再会の一番乗りは君達に先を越されるとはね。」
「まあまあ……私達と違ってハリアスクの郊外を担当しているディミトリ達の事を考えると私達の方がよほどマシですよ。」
その時クロードと共にそれぞれが乗っている騎獣をリィン達の傍に着地させたローレンツは溜息を吐いて答え、ローレンツの言葉に対してイングリットは苦笑しながら答え
「な……という事は君達だけじゃなくディミトリ達まで今回の戦争に参戦しているのか……!?いや、それよりもイングリットは今ディミトリ達はハリアスクの郊外で作戦を行っているような事を言っていたけど、それは一体……」
「ああ。その件も含めて今さっき入ったばかりの情報で”遊撃”を担当しているお前達へのグロリアスからの”伝令”を伝えるぜ――――――」
イングリットの話を聞いてあることを察して驚いたリィンだったがすぐに表情を
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