外伝〜北の再会〜前篇
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別働隊による”ノーザンブリア自治州制圧作戦”が始まった。
〜ノーザンブリア自治州・白銀の公都ハリアスク〜
「く、来るぞ……!」
「くっ……メンフィル帝国め…………!たかが辺境の襲撃――――――それも死者も出していないにも関わらず、北の猟兵の故郷を滅ぼすとか理不尽過ぎだろ……!?」
「そもそもあの襲撃にしてもアルバレア公による”依頼”なのに、アルバレア公だけでなく雇われただけの”北の猟兵”にまで謝罪や北の猟兵の解散を”命令”するとか、どれだけ厚顔無恥な連中なんだ……!?」
「――――――今は亡き大佐の為……そして故郷の為にも貴様らの思い通りにはさせるものか――――――簒奪者共!!」
公都の入り口でバリケードや導力砲等を展開している北の猟兵達はグロリアスから現れて突撃を始めたメンフィル帝国軍の騎馬隊を睨んで戦意を高めていた。するとその時騎馬隊を通り越した部隊が凄まじい公都へと接近していた。その部隊とは――――――
「待て……あの人形達は確か内戦の……!」
「機甲兵――――――貴族連合軍だと……!?」
「う、撃て――――――ッ!!」
黄金のシュピーゲル――――――オーレリア将軍が駆るシュピーゲル率いるヴァイスラント新生軍の別働隊であり、凄まじいスピードで突撃してくるヴァイスラント新生軍を見た北の猟兵達は導力砲にエネルギーを溜めてヴァイスラント新生軍を砲撃しようとしたが
「遅い!王技――――――剣乱舞踏!!」
「ぐあああああああっ!?」
「ギャアアアアアアッ!?」
黄金のシュピーゲルが跳躍して北の猟兵達の前に着地すると同時に大剣を地面に突き刺すと無数の闘気の剣が北の猟兵達の足元から現れ、黄金のシュピーゲルの大技を受けた北の猟兵達は絶命するか重傷を負い、バリケードや導力砲等も無惨な姿へと破壊された。更に黄金のシュピーゲルに続くように公都の入り口に到着した新生軍は更なる追撃をして北の猟兵達を殲滅した。
「いや〜……話には聞いてはいたが、話以上の”化物”だね〜、”黄金の羅刹”は。冗談抜きでメンフィル帝国軍の将軍達ともまともにやり合えるんじゃねぇか、あの強さだと。」
「フフ、オーレリア将軍が味方でいて、改めてよかったと思いましたね。」
一方その様子を騎馬に乗って公都に突撃していたフォルデは呑気な様子で答え、ステラは苦笑しながら答えた後すぐに表情を引き締めて指示を出した。
「公都に入った後は二手に分かれて敵軍を攪乱します!」
「市民は無視しろ!俺達の狙いは俺達の隊長の故郷や家族を傷つけた憎き猟兵共だ!それを忘れんじゃねぇぞ!!」
「イエス・マム(サー)!!」
ステラとフォルデの指示に力強く答えた騎馬を駆って突撃しているメンフィル兵達
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