第4話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
になっちゃったの・・・」
ヒクッヒクッと涙を堪えながら言う。
女の子が持っているメモを見るとそこにはセブンスミストとその行き方が書かれたメモだった。
「おにーちゃん、此処に連れて行って。」
今すぐに泣き出しそうな顔で言う。
麻生は此処で見捨てたら面倒な事になりそうだなと思いセブンスミストまで案内してあげた。
セブンスミストに着くと泣き出しそうな女の子も顔も明るい笑顔に変わった。
麻生はそのまま帰ろうとしたが女の子が一緒についてきてほしいとお願いしたので一緒にいる。
この事を美琴に説明する。
「まぁそれはさておき・・昨日の再戦今ここで・・・・」
と今にも電撃を出しそうな雰囲気を出す。
麻生はそれを見て大きくため息を吐く。
「それも結構だがまずは周りを確認することだな。
こんなに人がいる所ましてや子供の目の前で戦うつもりか?
それでもやるって言うんなら俺は相手になるが。」
「うっ・・・」
それを指摘され黙り込む。
麻生は女の子に少し店内を見て回ってくるよ、と言って美琴から離れていく。
美琴は初春達に少し席を外すと言ってトイレに入る。
(我ながら見境ないな・・・・)
前の自分を思い出し少し反省する。
トイレから戻る途中階段でなぜかぬいぐるみを持っている男を見かけ少し疑問に思ったが初春達の所に戻る。
するとさっきまで一緒に居た筈の女の子が居なくなっていた。
美琴は疑問に思ったが初春の携帯が鳴り響く。
電話先は白井からのようだ。
「し、白井さん!?」
|風紀委員の仕事を少しさぼっていたのでその言い訳を言おうとしたが白井がその言葉を遮る。
「例の虚空爆破事件の続報ですの!!
衛星が重力子の爆発的加速を観測しましてよ!!」
「観測地点は!?」
「第七学区の洋服屋「セブンスミスト」ですの!!」
その店は初春達が今いる店だった。
「ラッキーです!!
私、今ちょうどそこにいます!!」
そう白井に言うと白井は何か言おうとするが初春は携帯から耳を離す。
初春は美琴に避難誘導を手伝ってもらうようお願いし、佐天も避難するように言う。
初春と美琴の迅速な行動のおかげですぐにセブンスミストに居る人を避難させる事が出来た。
初春は白井が大きな声で何か言っているので携帯を耳につける。
「初春、今すぐそこを離れなさい!!!
過去八件の事件の全てで風紀委員は負傷していますの!!
犯人の真の狙いは観測地点周辺にいる風紀委員!!!
今回のターゲットはあなたですのよ、初春!!!」
その白井の言葉と同時にさっきの女の子がカエルのぬいぐるみを持
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ