仮初めから契りへ(IF純クリホワイトデー)
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が何かを言おうとするが、これ以上の言葉は無粋だ。
そう言わんばかりに、純は立ち上がると彼女の手を引き抱き寄せると、彼女の唇を自身のそれで塞いだ。
「んむっ!? ん…………」
突然のキスに驚きはしたが、直ぐに受け入れたクリスは目を瞑り空いた手を彼の背にそっと回した。
互いに愛の告白をし、接吻する王子と姫。ここに漸く契りは成ったのだ。
数秒ほどで唇を離す二人。少し名残惜しそうにするクリスに、純はクスリと笑みを浮かべた。
「ちょっと強引過ぎたかと思ったけど……」
「ううん、こういうのも、悪くない。ね、もう一回」
「あぁ」
再び、今度は互いにそっと相手に顔を近づけ口付ける。
生涯のパートナーとなる契りを交わした王子と姫の逢瀬を、春先の太陽の光が祝福するように照らすのだった。
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