第71話
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〜湿地帯〜
「改めてになるけど……君達とこうして会うのは初めてになるな、トールズ士官学院特科クラス”Z組”。――――――俺の名前はロイド。ロイド・バニングス。”特務支援課”のリーダーを務めている。」
「私はエリィ・マクダエル。”特務支援課”のサブリーダーを務めています。お見知り置きお願いします。」
「ティオ・プラトーです……よろしくお願いします。」
「ランディ・オルランドだ。アンタ達の事はリィン達から聞いていたぜ。」
「ノエル・シーカーです。改めてよろしくお願いします!」
「あたしはユウナ・クロフォードって言います。あたしはロイド先輩達と違って、臨時で”特務支援課”の一員を務めさせていただいています!」
「え…………それじゃあ、貴女が………」
「レン皇女殿下の話にあった”本来の歴史の新Z組の一員にしてもう一人の重心”か………」
ロイド達が次々と自己紹介をした後に名乗ったユウナの名前を聞いたアリサは呆けた声を出した後複雑そうな表情を浮かべ、ガイウスは静かな表情でユウナを見つめた。
「へ…………あ、あたしが………?――――――あ。確かそれってキーアちゃん達の話にあった……」
「並行世界のキーアちゃんが今の世界へと改変する前のユウナちゃんの事でしょうね……」
「この世界ではそいつらの仲間になっていないユウ坊達の存在まで教えるとか、相変わらずいい性格をしているぜ、あの物騒なお姫さんは……」
「くふっ♪だって、それがレンだもの♪」
ガイウスの言葉を聞いて困惑したユウナだったがすぐに心当たりを思い出すと気まずそうな表情でアリサ達を見つめ、ノエルは複雑そうな表情をし、疲れた表情で呟いたランディの言葉をエヴリーヌは口元に笑みを浮かべて指摘した。
「つー事はこんなじゃじゃ馬娘が俺のクラスメイトになっていたのかもしれなかったのかよ。どうやったらこんなじゃじゃ馬がそんな重要な存在になるんだぁ?」
「ア、アッシュ君。」
「誰がじゃじゃ馬娘ですって!?しかも、”貴方のクラスメイトになっていたかもしれなかった”って事は………えっと、”本来の歴史ではあたしのクラスメイト”だったっていうアルとミュゼ、クルト君はリィンさん達と一緒にいて既に会っているから………まさか貴方が残りの”アッシュ・カーバイド”って人!?」
一方アッシュは呆れた表情でユウナを見つめ、アッシュの言葉を聞いたトワが冷や汗をかいている中顔に青筋を立てて声を上げたユウナは自分が知っている情報を思い返してアッシュの正体に気づくとジト目でアッシュを睨んだ。
「ハッ、パイセン達からすればお前の方が”残り物”扱いだったらしいがな。」
「ちょ、ちょっと!誤解を招くような言い方は止めてよね!?」
「むむ……っ!フフッ、健康的な雰囲気の女の子とは中々新鮮じゃないか♪うーん……
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