第71話
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「リィン達はそのような大金、一体どのようにして支払ったんだ……?」
「というかセティ達がヴァリマール達の武装の件でメンフィル帝国軍から報酬を支払ってもらった話は聞いてはいたが、そこまでの大金だったなんて今初めて知ったんだが……」
「……まあ、武装の性能等を考えればむしろ”安い”くらいの値段かもしれませんね。」
「えっと………セティちゃん達にヴァリマール達の武装の代金を支払ったのはリィンさん達じゃなくてメンフィル帝国軍よね?確か祝勝会でも少しだけそのような話をしていたようだし……」
シャマーラの答えを聞いたアリサは驚きの声を上げ、ガイウスは不思議そうな表情をし、ロイドは表情を引きつらせ、ティオは静かな表情で呟き、エリィは苦笑しながらセティ達に確認した。
「ええ、お陰様で将来クロスベルで会社を設立するために必要な資金を貯めるいい機会になりました。」
(なあ……今の話を聞いて気になったんだが、セティちゃん達が作った俺達に支給された機甲兵の武装も価値にしたら同じ値段なんじゃねぇのか?)
(そ、その可能性は非常に高いでしょうね……それどころか、あたし達が今使っているセティちゃん達が作った武装も凄い値段なんでしょうね……)
エリィの確認にエリナは苦笑しながら答え、疲れた表情を浮かべたランディの小声にノエルは表情を引きつらせながら同意した。
「えっと………セティ先輩達、そんなに滅茶苦茶高い物をZ組の人達にタダで作ってあげてよかったんですか?」
「フフ、本当ならお代も取るべきなのでしょうけど、今後Z組を含めた紅き翼の方々とは協力する機会もあるでしょうから、その”先行投資”ですよ。」
「それに武装の値段にしたって、メンフィル帝国軍の人達が決めた値段だしね〜。あたし達は最初、そんな大金要らないって言ったくらいなんだよ〜?」
戸惑いの表情をしているユウナの指摘にセティとシャマーラはそれぞれ苦笑しながら答え
「ハッ、武装一つ1000万ミラを”先行投資”にするとか、随分と豪快な連中だぜ。」
アッシュは鼻を鳴らした後苦笑しながらセティ達を見つめた。
その後機会やそれぞれの目的で協力できる部分があればお互いに協力する事をロイド達に約束してもらい、更にロイド達から”レンが意図的に隠したと思われていたトワ達の知らない本来の歴史の出来事”を教えてもらったトワ達はセリカにも協力してもらう為にセリカに声をかけた。
「えっと………セリカさんでしたっけ。わたし達やオリヴァルト殿下が目指している今回の戦争を”第三の道”で解決する為にも、”巨イナル黄昏”を滅ぼせる異世界の”神殺し”であるセリカさんにも是非協力して欲しいのですが……」
「何?何故ゼムリア大陸に住むお前達が俺の正体を――――――お前達に一時的に協力しているレン達の仕業か。エヴリーヌ、お前
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