第71話
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ああ。――――――クロウ。」
「おう。来な――――――”蒼の騎神”オルディーネ!!」
エリィの言葉に頷いたアンゼリカに視線を向けられたクロウはオルディーネを呼び寄せ、呼び寄せられたオルディーネは自分の近くに待機していた機甲兵達と共に精霊の道でトワ達の背後に現れた。
「蒼い騎士という事はあの機体が”蒼の騎神”という訳ですか……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。確か”蒼の騎神”は”太陽の砦”でリィン達が黒の工房のエージェント達を戦闘不能に追いやった際に、その内の一人が”蒼の騎神”を呼び寄せて撤退したという話だったから……まさか君は太陽の砦で襲撃してきた黒の工房のエージェントの一人――――――”蒼のジークフリード”か!?」
現れたオルディーネをティオが興味ありげな表情で見つめている中あることに気づいたロイドは驚きの表情でクロウを見つめた。
「あ〜……頼むからその名前で俺を呼ぶのはやめてくれ。あれは俺の記憶を封じていたアルベリヒ達のせいなんだよ……」
「へ……”記憶を封じていた”という事は……」
「どうやら何らかの原因によって封じられていた君の記憶の封印が解けた事によって、君は黒の工房から離れてZ組と共にいるという事か……」
疲れた表情で答えたクロウの言葉を聞いたユウナが呆けている中ロイドは静かな表情で推測を口にした。
「ん?ちょっと待て。確かリィン達の話だと、”蒼の騎神”の起動者はリィン達と同じZ組のメンバーではあったがその正体は”帝国解放戦線”のリーダーって話じゃなかったか?」
「確かにリィンさん達からその話も聞いていたわね…………」
「―――という事は貴方が”西ゼムリア通商会議”でエレボニア側のテロリスト達にVIP達を襲撃させようとした超本人の一人なんですか!?」
一方あることを思い出したランディは目を細め、ランディの話を聞いたエリィは複雑そうな表情をし、ノエルは厳しい表情でクロウを睨んだ。
「あ……………………」
「そういえば…………オリヴァルト殿下達の話だと、当時オルキスタワーの警備についていた貴方達もヴァイスハイト陛下達と共に”帝国解放戦線”と戦って、その戦いの結果テロリスト達は捕らえられ、”G”は”自決”したという話だったな……」
厳しい表情でクロウを睨むノエルの態度を見てあることに気づいたアリサは辛そうな表情をし、ガイウスは複雑そうな表情でロイド達を見つめた。
「……一つだけ訂正しておこう。確かに俺達は襲撃に失敗して逃走する帝国解放戦線を追ったが、俺達が追いついた時には帝国解放戦線は彼らの逃走ルートを想定して予め待ち構えていた局長達――――――”六銃士”達との戦いに敗れて捕縛されて、彼らを率いていた幹部―――ギデオンだったか。彼も地下水道に身を投げて持っていた爆弾で自決した後だったんだ
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