第71話
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アストーン以上の強度がある鉱石を開発したんです。”」
「ちなみにその鉱石の名は”ヒヒイロカネ”と言う鉱石で、私達の世界―――ディル=リフィーナにも実在する鉱石で、数ある鉱石の中でも強度はトップクラスで”神具”の材料としても使われているとも言われています。」
「ゼ、”ゼムリアストーン以上の鉱石を開発した”って……!そんなとんでもない技術、間違いなく技術業界に激震を与える技術だし、シュミット博士を含めた”三高弟”でも成し遂げる事ができないと思われる技術なんじゃないの……!?」
「そういう技術方面に関してとんでもない事を自分達にとっては何でもない風に成し遂げるのがウィルさんやセティさん達――――――”技術方面の化物”なんですよ……」
「いや〜、セティちゃん達の技術力に驚いているお前達のその様子、かつての俺達を見ているようで懐かしくなるよな〜。」
「アハハ…………あたし達はもう慣れましたけどね……」
「あ、あたしはまだセティ先輩たちの技術の凄さに慣れていませんけど、その内ロイド先輩達みたいに慣れてしまうんでしょうか……?」
エリナとセティの説明を聞いた仲間達が二人が口にしたとんでもない事実にそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アリサは信じられない表情で声を上げ、ティオはジト目で答え、懐かしそうな表情をしているランディの言葉にノエルは苦笑しながら同意し、ユウナは戸惑いの表情でロイド達を見つめた。
「マジであのシュミットの爺さん以上の技術者達だったとはな……シュミットの爺さんがこの事実を知った時の反応を見てみたいぜ。」
「まあ、博士のことだから間違いなく自分の研究の為に彼女たちに根掘り葉掘り聞くだろうねぇ。――――――それよりもそういう事ならば、リィン君達に届くためにも彼女達の協力は不可欠だね。」
「うん…………あの、セティさん、シャマーラさん、エリナさん。”工匠”である皆さんに”依頼”したい事があるのですけど……」
クロウと共に疲れた表情で呟いたアンゼリカはトワに視線を向け、視線を向けられたトワは頷いた後表情を引き締めてセティ達を見つめた。
「私達に”工匠”としての”依頼”、ですか。一体どのような依頼内容でしょうか?」
「それは…………わたし達が保有する騎神や機甲兵の武装をヴァリマール達の武装を強化したのと同じクラスの武装に強化して欲しい”依頼”です。」
「”ヴァリマール達の武装と同レベルの武装に強化して欲しい”という事は……」
「”ヒヒイロカネ製”の武装に仕上げてくれって事だろうね〜。」
「その話の流れだと、まさか貴女達も”騎神”や機甲兵を保有しているのかしら?」
トワの依頼内容を聞いたエリナは表情を引き締め、シャマーラは静かな表情で呟き、あることに気づいたエリィは目を丸くしてトワ達に確認した。
「
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