第71話
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の武装をゼムリアストーン以上の武装へと強化したの!?」
セティ達がそれぞれ自己紹介をするとアリサは驚きの表情で訊ねた。
「はい。祝勝会でリィンさん達と知り合った際に、”騎神”の武装強化について相談されましたので、私達は”工匠”として武装の強化を請け負ったんです。」
「ちなみにあたし達”工匠”が”ゼムリアストーンを作れる事”を知ったら、リィンさんやセレーネさんは何故か色々と思う所がありそうな表情を見せていたんだよね〜。」
「シャマーラ……”ゼムリアストーン”はこの世界にとっては貴重な鉱石との事なのですから、ヴァリマールの武装の為にZ組の方達と共にゼムリアストーンを集めていたリィンさん達がそのような表情を見せるのも仕方がないのがわからないのですか……」
セティの説明の後に首を傾げて呟いたシャマーラの言葉にエリナは呆れた表情で指摘し
「ゼ、”ゼムリアストーンを作れる”って……!まさか本当にセティさん達―――”工匠”の人達は”ゼムリアストーンの作り方”を知っているの!?」
「はい。元々ゼムリアストーンのレシピはお父さんが思いついたもので、そのレシピも私達のようにある一定の実力をつけた”工匠”の方達には全員開示されていますよ。」
信じられない表情で声を上げたアリサの疑問にセティが頷いて答えるとアリサ達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「いや〜、彼女達の存在によって”ゼムリアストーン”の価値が一気に暴落するとはまさに”工匠恐るべし”だね。はっはっはっ。」
「”ゼムリアストーンを作る”という発想はなかったな……」
「そもそも、そんなとんでもない事誰も思いつけないわよ……ううっ、それを知った時のリィン達の気持ちは私もわかるわ……”精霊窟”での私達の苦労はなんだったのよ……」
「それは俺のセリフでもあるっつーの。俺なんか、お前達と違って一人で”精霊窟”を攻略してゼムリアストーンの結晶を集めていたんだぜ?ったく…………異世界の連中は”あらゆる意味”でインフレが酷すぎだろ……」
我に返ったアンゼリカはセティ達に感心した後呑気に笑い、苦笑しているガイウスに指摘したアリサはクロウと共に疲れた表情で溜息を吐いた。
「つーか、”ゼムリアストーン”だったか?パイセン達の話だとあんた達はこの世界だと貴重な鉱石を超える材料で”騎神”の武装を作ったって話だが、一体どこでそんな材料を仕入れたんだよ?」
「別に”仕入”みたいな時間がかかる事はしていないよ?リィンさん達がクロスベルにいられる期間は短かったから、なるべく早く騎神の武装を仕上げる必要もあったし。」
「え…………それじゃあどうやってゼムリアストーン以上の武装を……」
アッシュの疑問に答えたシャマーラの答えが気になったトワは困惑の表情を浮かべた。
「”ゼムリアストーン”を元に”ゼムリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ