第71話
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でわかった事なんだけど、デュバリィさんは星見の塔で私達とやり合ってからすぐにエレボニアに向かって、Z組とやり合ったそうよ。」
「”神速”が……そういえば、オーロックス砦で戦った時の彼女は随分と疲弊していたな…………」
「あの時彼女が疲弊していた理由は特務支援課との戦いの直後だったなんて、不思議な縁よね。」
「しかも、私達と違って”鉄機隊”全員とやり合った上で、あの伝説の”槍の聖女”とやり合って退けるとはさすがはクロスベルの”英雄”だねぇ。」
エリィの話を聞いたガイウスとアリサはかつての出来事を思い出し、アンゼリカは苦笑しながらロイド達を見つめた。
「ハハ……あの時は”鋼の聖女”と互角にやり合える使い手の人達も協力してくれていたから、何も俺達だけの力で”鋼の聖女”に勝てた訳ではないさ。」
「第一”銀の騎神”も呼んでいないんだから、あの時の戦いでの”鋼の聖女”は”本気”で俺達を阻もうって訳じゃなかったようだしな。………ちなみにそこにいるセリカの野郎なんて、たった一人であの”鋼の聖女”を僅かな時間で制圧したこともあるんだぜ?」
「そ、そういえばレン皇女殿下達はそんな話もしていたよね……?」
「あんたみてぇなマジモンのチート野郎だったら、あのマクバーンでも”雑魚”扱いだったかもな。」
ロイドの後に答えたランディの話―――セリカがリアンヌを僅かな時間で制圧した話を聞いたアリサ達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中トワは困った表情で呟き、クロウは疲れた表情でセリカに視線を向けて指摘した。
「マクバーン……ああ、太陽の砦でやり合った”火焔魔人”とやらか。――――――確かに奴の力は”それなり”ではあったが、俺からすれば”大した相手ではなかった。”あれならまだリアンヌの方がマシだったな。」
「カレル離宮で見せた”真の姿”だっけ?あの時はリィン達が協力して殺したけど、正直エヴリーヌ一人でも殺せたと思うよ?キャハッ♪」
クロウの指摘を聞いてマクバーンの事を思い出したセリカの話と不敵な笑みを浮かべたエヴリーヌの話を聞き、二人がそれぞれ口にしたとんでもない事実にその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「え、えっと………それよりも私達の自己紹介はまだでしたね。私の名はセルヴァンティティ・ディオン。親しい人達からは”セティ”の愛称で呼ばれているので、よければZ組の皆さんも今後は私の事を”セティ”を呼んでください。」
「あたしはセティ姉さんの妹のシャマーラ・ディオンで〜す!よろしくね♪」
「……同じくセティ姉さまの妹のエリナ・ディオンと申します。以後お見知り置き願いします。」
「え…………”ディオン”という事は貴女達があの”匠王”の娘さん達という事になるから……もしかして貴女達がヴァリマール達
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