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装者達が勘違いしている件について
5話マリア@
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奏者とは、不覚!調べなきゃ(使命感をおびたオリジナル笑顔)」

「ひえっ(素)」

…………ごめん、申し訳ないが思い出したくないわ(本音)

一応の手当てのため、マリアとセレナに連れていかれた施設内で、狂喜乱舞するマッドに捕まり。

モルモットにされかけたわ。

両手を繋いでいたマリアとセレナが、半ギレで庇ってくれなきゃ、マジでマッドの餌食でしたわ。

とまあ、俺の若気の至り(及びトラウマ)はともかく。

その時から、数歳年下のマリアとセレナと、数年監視という名の同棲してました(勝ち組)。

更に調と切歌という特A級美少女とも知己になりました。

え、マッドはどうしたかって?

うん…………素直に怖かったので、『人に優しくなれるご飯シリーズ』とか食べさせたら、なんか自己嫌悪の後、綺麗な元マッドになりました。

何か、憑き物の取れた目で、教会の懺悔室に踞って。

「私は…………何をしてしまったのか」

そうマリア像の前で懺悔してました。

まあ、正直、マッドの『その後』とか余り興味ないので、それ以上は余り知りません。

今は人を救うNPO法人とか経営してるんじゃないかな?

ほら、彼は才能は凄いから。

話を戻そう。

で、マリアとセレナとの関係性だが…………

「せーちゃん、ご飯作って〜」

冬の某日、マリアとセレナが買い上げたマンションで。

マリアは『いつも通り』メディアには見せられないグータラを晒していた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

暖房つけっぱなしの室内で。

ラフな格好で、ソファーに寝そべりながら、ご飯の要求。

いつもはピシッと上まで留めているワイシャツのボタンを緩め、下は自分が購入して渡したブルマのみ、というサービス?ぷりである。

正直、見本となるぐらいの『グダ〜り』具合であった。

だがまあ、それも正直、無理なからぬ事だろう。

彼女はなんだかんだ、責任感が強い女性である。

だから『妹が目の前で死ななかった』この世界線でも、ちゃんとアイドルとして、働いてるし、勿論ファンの前では凛とした態度を崩さない。

歌声一つで世界規模の歌手になった、すげぇ奴である。

彼女がここまで力を抜いているのは、普段気を張りつめている反動なのだ。

だから、誠治郎はマリアがいくら甘えようが醜態をさらそうが、怒る気は欠片もなかった。

むしろ、誠治郎にしてみれば、彼女の普段とのギャップを楽しめる、一粒で二度美味しい感じである。

「あいよ〜、さみーから、スープとパスタな」

「ありがとー、せーちゃん」

彼女の感謝の言葉を背に受けながら、エプロンを纏った誠治郎。
彼は、要求通り、食品バランスを考えて、食べやす
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