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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百四十五話
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欠伸をした。
ふにゅぅ、と気の抜けるような声の後、辺りを見渡す。
「円香。ご飯」
「ん…」
円香がテーブルの方に行く。
残った二人の肩を一夏が揺する。
「む……兄様」
「…………お早うございます。お兄様」
「おはよう。晩御飯できてるから食べるよ」
一夏が二人をテーブルに座らせた。
一夏、クロエ、束、千冬、ラウラ、クラリッサ、箒、円香の八人で座る。
真四角のテーブルの一辺に二人が座り、賑やかな食事が始まる。
「兄様のリゾット美味しいぞ」
「ん? ありがと。ちなみにこれクラリスが分量ミスって炊いたご飯を食べれるようにしたやつだよ」
ラウラの若干冷たい視線がクラリッサに刺さる。
「ふふっ…クラリッサ。だからお前もやっておけと言っただろう?」
千冬がからかうようにクラリッサを咎める。
千冬がラウラに料理を教えている間、後ろからニヤニヤ眺めているだけだったツケが回ってきたのだ。
「いや…その…クロエちゃんいたしこっちの方がいいかなぁって」
なおこれは事実である。
分量は間違っていたが……。
「うまく返したな我が副官」
「私がどうかしたのですかラウラ?」
「ん? いや。大丈夫だぞクロエ」
そこで箒が玩具を見つけたと言わんばかりに口を開いた。
「まぁ、一夏が"血療"したのならその心配は無用かもしれないがな」
「うん。私も起きたその日の夕飯ふつうにお兄ちゃんとたべたしね」
「?」
クラリッサはある程度の事情を伝えられていたのでクロエの状況を把握している。
さっき目覚めたばかりということも。その体が今まで一度も動かなかったということも。
「一夏の…吸血鬼の血はいわばエリクシールだ。量にもよるが、飲めばどんな病も傷も癒え、呪いを跳ね返す。
更に肉体を強制的に賦活化する。今クロエが動けているのはそのお陰だ」
「………それって栄養ドリンクとか薬物みたいに後でヤバい反動がくるんじゃ…」
「ヤバいぞ。物理的な副作用が一切無いが本質は闇の力だからな。
感情の起伏によっては怪異……と言っても通じないか…えっと……闇落ち?しかねない」
「おい箒、そんな中二チックな言い方をするな」
「事実だろう? ユートピア」
箒がからかうように一夏の名を呼んだ。
「はぁ…。だから一応クロエは肉体的には俺達と同じ事ができる。
とは言え今日初めて体を動かしたんだ。色々助けてやらないといけないのも事実だ」
「私は大丈夫ですよ」
「いいから、お前はおとなしく世話されとけ」
食後、一夏がクロエを風呂に入れる事になった。
ついでに気功を教えるため
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