第一章 モビルスーツ
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した。連邦側へ亡命しようと試みるミノフスキー博士は、まずこの都市に降りたのだ。そこから、連邦の勢力下にある月の正面の恒久都市フォン・ブランに移る作戦だった。それを食い止めたのが、ラル中佐率いるモビルスーツ部隊だった。
連邦側のモビルスーツ部隊との間で、初となった小規模な戦闘が起こり、その渦中ミノフスキー博士は死亡したのだ。
《ハイジ、キミの情報通りだった。こちら側の放った猟犬はスミス海でウサギを狩った》
秘匿回線を使ってハインツ・モーゼルからハイジのところに情報が送られて来た。
「そう……」
頷くとハイジは回線を切った。
「メリッサ、あなたの言った通りになったわ……ミノフスキー博士は死んだ。馬鹿な男よあの人も……所詮男はみんな馬鹿」
ハイジは、レズの相手である十九歳のメリッサ・ゴートンの秘部を、舌でひと舐めした。
「まあ、お汁の量がいつもよりも多めね。はしたない娘……」
「アーデルハイドお姉様がいけないのよ」
二人はシックスナインの体位を取り、お互いのラビアを舐め合った。
「で、分かったのメリッサ。もう一つ件については……?」
彼女の膣に指を入れながらハイジが訊ねた。
「もう一つの件て……」
「シャア・アズナブルの正体よ」
「それについてはまだ調査中よ」
メリッサはかぶりを振ると、自分もハイジの膣の中に指を入れた。
「あぁあん……そこ……そこがいいわ」
軽く逝ったハイジは小さく喘ぎ、身体をピクリと痙攣させた。
翌日、ハイジはグラナダの宇宙港を抜錨するジオン行の宇宙船に乗った。船内の窓の外には、三日月形の地球が蒼白く輝いていた。
「蒼か……奇麗な色ね」
一人呟くと、ハイジは瞼を閉じヘッドフォンを耳に当て、ベートーベンの第九を聞いた。
やがて宇宙船は慣性航行に移った。
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