暁 〜小説投稿サイト〜
神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・前半-未来会議編-
第十三章 抗いの行く先《3》
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制服の腹の部分、そこに淡い青の線が日来長の左手と繋がっている。
 飛ばされながらも、平然とするのを妨げるように、服が引っ張られる感覚が生じた。
 そして直後、一気に落下の速度が加速した。
 腹を下にしての落下。その下にいるのは、拳を構えた日来の長だ。
 もし何もしなければ、このまま攻撃を食らうことになる。
 しかし、そんな真似は出来ない。
 意見なく攻撃を食らえば、それだけ弱さを知らしめることになる。だから、意地でも防御に入るのが得策。
 だが、ここは力を見せつけ辰ノ大花の強さを知らしめる。
 だから、
「発動させてもらうわ!」
 雨と共に落ちる身を気にせず、乱暴に右の腕を左へやり、一気に右へ振り抜いた。
 その後には実之芽の体を囲むように、無数の映画面《モニター》が現れ、各映画面には別々のものが表示される。
 それを確認し、叫ぶ。
「神化系術“御雷神《タケミカヅチ》”発動!!」
 その声と共に、空は青く轟く。
 突如、青い雷撃が地を削った。
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