第一物語・前半-未来会議編-
第十三章 抗いの行く先《3》
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
制服の腹の部分、そこに淡い青の線が日来長の左手と繋がっている。
飛ばされながらも、平然とするのを妨げるように、服が引っ張られる感覚が生じた。
そして直後、一気に落下の速度が加速した。
腹を下にしての落下。その下にいるのは、拳を構えた日来の長だ。
もし何もしなければ、このまま攻撃を食らうことになる。
しかし、そんな真似は出来ない。
意見なく攻撃を食らえば、それだけ弱さを知らしめることになる。だから、意地でも防御に入るのが得策。
だが、ここは力を見せつけ辰ノ大花の強さを知らしめる。
だから、
「発動させてもらうわ!」
雨と共に落ちる身を気にせず、乱暴に右の腕を左へやり、一気に右へ振り抜いた。
その後には実之芽の体を囲むように、無数の映画面《モニター》が現れ、各映画面には別々のものが表示される。
それを確認し、叫ぶ。
「神化系術“御雷神《タケミカヅチ》”発動!!」
その声と共に、空は青く轟く。
突如、青い雷撃が地を削った。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ