第1話 7月19日
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急に変わった。
「バイト!! そんなことを泉にさせるなら意地にでも!!」
「いやいやいいよ、お父さん。それにバイトやってみたかったしね」
無理して出してもらったら、お父さんが困るだろうしね…
お父さんは、私の言葉を聞いても、どうにも納得してないようだった。
「そうか……でも、泉に働かせるわけには…」
「いいってば、それに前にも……あれ???」
私は話している途中に、頭に何かかチラついた気がした。
「『前にも』何だ!? まさか! どこかでバイトした事があるのか泉!!!」
「ふえっ!? な、ないよ!!」
「そうか? でも今…」
「にはは、気のせいだったみたい…そ、それより何時からどの位までなの?」
私はお父さんの話から、頑張って気を取りなおして聞いた。
なんで私、前にやった事があるなんて思ったんだろう? ……気のせいだよね。気のせい、気のせい。
そうやって私は自分を納得させた。
さっきの言葉を聞いたお父さんは、納得してなさそうだけど私が言った
『何時からなの?』で、思い出したのか、お父さんはしっかりと教えてくれた。
「ん? あ、ああそういえば言ってなかったな。すまんと思うが実は……今日からなんだ…」
お父さんが言いにくそうにしてるから、速いんじゃないかと思ったけど、さすがに今日というのは私は速すぎる…
「今日!? いくらなんでも速すぎるよ!!」
「本当っ〜〜にっすまん!!」
にはは…今日はお父さん『すまん』って、謝ってばかりだね……でも、お父さんのこんな謝っている姿を見たらさすがに…ねぇ…
「にはは、わかったよ。急いで準備するね」
「泉…本当にすまない。ありがとう」
「別に良いよ〜。だってお父さんが全部、悪いわけじゃないんだし…」
「しかし…」
「いいの! それじゃあ、私行くよ」
そう言って用意するために、私が部屋へ向かうため歩いて数歩したら後ろから
「何時までかはまだ分からない! あと、外国にいる間はすまんが、連絡ができないと思う!」
と、私にハッキリ聞こえる大きさの声で私に言ってきた。
「にはは〜わかったよ〜」
私はこれ以上、お父さんの心配にならないように、私は振り返り笑顔で言った。
〜〜〜〜現在〜〜〜〜
それから荷物を持って出たはいいけど、美希ちゃんは午後から父親と海外に…理沙ちんも神社めぐりがあると二人とも家族揃って夏休み中いない、というのを今日、学校で言っていたことを少し前に気づいて、今にいたる。
でも、今はお金があまり無いから、いたとしても二人以外申し訳なかったんだよねぇ〜…そういう意味ではラッキーかも……でも、何所か寝れる所を探さないとだし。うう〜んどうしよう。
そうやって近
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