プロローグ
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〜〜〜十年前〜〜〜〜
僕はアーたんと別れてから、毎日…一心不乱に働いていた。
そんな働き詰めの毎日…僕は仕事の帰り道で、一人になってしまった時はよく泣いていた。
そんなある日、道を通りかかった一人の女の子が笑顔で慰めてくれた。
その子は、僕が前に犬に襲われてるところを助けた女の子だった…
…その子とは、それから毎週何日か会い、その内よく遊ぶようになった。
よく遊んで、仕事を手伝ってもらったり、助けってもらったりした。
その子とは、小学校や中学校に入っても連絡を取り合ってよく会っていた。
…けれども僕は彼女に、学校の友達などに僕のことを言わないでと頼んだ。
友達や、他の人の話はあまりしたくないし、その人達にも僕のことを知ってほしくなかったからだ。
僕はその頃、あまり人と話したり、遊びたくなかったのだ…
でも、彼女にはなぜだか会いたかった。
多分、彼女の明るくて優しい笑顔が僕の心の支えだったのかもしれない…
だから人に話さないでなんていう頼みを聞いてくれた彼女の優しさに甘えていたのかもしれない。
なのにどうしてだろう…とても大切だった彼女の名前も顔も思いだせない。
大切だったはずなのに……
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