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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『出逢いと誘拐』
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古代中国の伝説の剣であり雌雄一対の夫婦剣。
そして正義の味方を目指した男が愛用していた剣。
「何故それほどの剣を持っているかは知らんがそれもいただくぞ」
餌を前にした狂犬の如き顔で良い放つ。
「できるものならな」
それに対し暗にやってみろと皮肉を込めて挑発する零。
「ぬかせ!」
横一閃! とばかりに青竜刀を振り抜くが、
「何!?」
干将の刃で火龍の斬撃を弾き、直ぐ様莫耶で逆袈裟に斬りかかる。
「クゥッ!!」
服を浅く斬られるも肉までは達せず、後方に跳躍し距離をとる火龍。
「逃がすか!」
零は地面スレスレにまで身体を傾かせ地を蹴り地面を疾走する。
「甘い!」
ー投ー
懐から棒手裏剣を取り出し向かって来る零に向かって投擲する。
「チィッ!」
干将を横薙ぎに振るい向かって来る棒手裏剣を全て弾き再び距離を詰めようとするが、
「覇ァッ!」
まるで突き刺すかのような鋭い垂直蹴りで零を迎え撃つが、
「チッ!」
莫耶の腹で受け止めると同時に後ろへ自ら飛び衝撃を逃がす。
「やるな!」
「蒼破刃!」
地を這うかのような魔神剣とは違い疾風の斬撃を飛ばすこの技は真っ直ぐに火龍へと向かい、
「ムッ!」
ー裂ー
火龍の右頬を切り裂き鮮血を飛ばす。
「烈破掌!」
右頬を切り裂いた際に出来た隙を逃す事無く瞬動を用いて懐へと入り氣を込めた掌を腹部に押し合て爆発させる。
「ゴハッ!」
爆発の衝撃によって身体は宙に浮き一瞬とはいえ衝撃のせいもあり完全に無防備になったその身に、
「虎牙破斬!」
流れる様に火龍を上下に切り上げた後拳に力と体重を乗せ地に叩き落とす!
「ガァッ!?」
処刑人の名は伊達ではなく咄嗟に受け身を取り転げながらも距離を取る火龍。
「フゥ〜 その歳で恐ろしい戦闘の才能と動きだな」
受け身を取ったものの完全には防げず受けたダメージによって息を荒げながら良い放つ火龍。
「お褒めに預かり光栄だね」
「ふん……しかし……まぁ……こんな小娘と化物のために健気なものだ……」
「化物?」
ふと火龍の漏らした言葉が妙に耳に残る。
「ッ!!」
そして『化物』という単語に異常なまでに反応するすずか。
まさか……ここでもあの設定が生きているのか?
俺の頭の中に忘れかけていた記憶が一部浮かび上がる。
「ふん……何も知らんのもまぁ無理も無い……そこの小娘……月村は……」
「やめて! 言わないで!」
瞳から大粒の涙を流して叫ぶすずか。
「人の生き血を啜る化物……吸血鬼だ」
そんなすずかをよそに淡
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