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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『出逢いと誘拐』
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なので一度離れませんか?」

はぐらかすかのように一度この場を離れる事を提案する。

「そうだな外で忍も待たせているしな」

「えっ! お姉ちゃんも来ているんですか!?」

恭也の漏らした一言に驚くすずか。

「ん? あぁ 危険だから外で待たせている」

「そう……ですか……」

「ではそろそろ出ましょうか」

千歳の号令で中に居た人間はぞろぞろと外へ出て行く、その際に未だに気絶している火龍の頭に右腕を当て記憶の読み取り『サイコメトリー』で火龍の記憶を読み取りそれを特殊な魔方陣を刻んだ宝石に写す。

「まさかあの『組織』と繋がりがあるなんてな……」
まさかの出来事に驚愕しつつも千歳達の後を追って零もまたこの場から去る。

ちなみに気絶した奴らは内部に鋼糸を編み込んだロープで縄脱けすら出来ないようにガチガチに縛りあげておきました。

その後は外に出た後恭也さんの彼女であり、すずかちゃんの姉である 月村 忍さんを回収し今いる場所から一番近い高町家へと移動する。

「〜と言う訳でして……」

俺は今回の件を一部誤魔化しつつ正確に伝える。

「まさか……奴らが……」

今回の敵である『龍』について何か因縁があるようだ。

俺は残念ながらとらハの方はさわり程度しか知らないのでこの場に置いては何も言えない。

「知っているのですか?」

「奴らは中国のマフィア『龍』……犯罪と名の付く事ならなんでもやっていると言ってもいい程の組織だ……」

「そして構成員は全員龍の刺青をいれているらしい」

そういや火龍の服を切り裂いた時にちらりとそれっぽいのが見えたな。

「そして私が仕事でとある人物を護衛していた時に起こったテロにも奴らが関係している可能性があった……今となっては調べようがないがな……」

あの大怪我って護衛中に起こった事故で負ったものとしか知らなかったけどまさかそんな因縁があるとはね。

「そういえば……零……お前……いやお前達は月村の秘密を知ったんだよな?」

何時もの兄バカ具合は完全に成りを潜め真剣な表情で零に問う恭也。

「はい……すずかちゃん……いや……月村が吸血鬼である事を知りました。」

今回は茶化す事なく真剣に答える。

「ならお前はこれからどうするつもりなんだ?」

これからと言うのは恐らく契約を結ぶか記憶を消すのかという事だろう。

「そうですね……ですがその前に俺の身体に関する秘密をバラしましょう」

「秘密?」

何の事か解らず聞き返す恭也。

「えぇ……俺のこの異常と言える身体能力ですが……恭也さんも気になりませんか?」

普通の人間ならあり得ないからな。

「確かに気にはなるな…」

「まずは……」

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