第七話:ギリギリの決勝戦!咆哮を上げる少年!
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、ラクサスは自身の身に雷を纏わせ、回避を試みる。
そして全速力で回避しようと横へ避けようとし、その光柱に当たらない位置へ移動したラクサスにネロは次の行動を起こした。
まだ上空でかめはめ波を放ちながら――その光柱でラクサスを逃さないように曲がらせた。
「んなッ…曲がるのかよそれ―――ぐあッ!!」
移動を変えたかめはめ波が防御もしていないラクサスに直撃した。
攻撃方向を変えての攻撃、予想もしていなかったその一撃でできた傷を感じながらもラクサスは笑みを浮かべてすぐに立ち上がる。
「あのガキ…さっきと比べようもねえくらいに魔力が上がりやがったな」
「それもそうじゃが…あの二人、実力が近くになったことであの少年の巧みが活かしてきたのう…」
二人の試合にイワンはネロの変化に気づく。先の攻防戦よりも、魔力が上がっていることに。
おそらくさっきよりも10倍くらいか。しかし、だからといってラクサスより格上になったわけじゃなく、やっと互角に近い状態になったのだが。
そしてマカロフは二人の動きを見ながら軽く二人の少年たちを比較してみる。
最初にラクサスはネロと違い、魔力が未だに上であり、何より雷による雷撃が圧倒的だ。
素早く、そして周りを破壊するその威力は自然の雷に近い威力だろう。
次にネロはラクサスと違って、攻撃の一手が確実というべきか。ラクサスよりも出せる格闘技の一撃、そして近接攻撃は確実に相手の体力を少しずつであるが削っている。
ラクサスの長所は魔力の多さと速と力。短所は素人のような動きにまだ実戦経験が少ない。
ネロの長所は洗練された技、そして経験による知識か。短所は速さと破壊力が下と魔力の差。
マカロフはラクサスに魔法と戦い方を教えたが、マカロフはあまりラクサスに実戦経験を与えようとはしなかった。そもそも体が弱かった孫に、すぐ危険なことをさせようとはしないだろう。
甘いが、しかしまだ元は体の弱かった孫。危険なことはできるだけ避けたかったのがこの決勝線で裏目に出たのだ。
だからこそ、ラクサスよりも実戦経験のあるネロが有利に場を運べるだろう。
そしてそれをネロはラクサスとの攻防で気づいたのだろう、ラクサスの単純な攻撃を巧く避け、そして決定打となるカウンターという戦法をネロは選んだのである。ここにでテクニカルの差が出てくる。
だが、それでもラクサスが負けるという未来が存在しないとマカロフは確信している。
かめはめ波が当たったラクサスを視認したネロはすぐさま体制を変え、上空から地上にいるラクサスへ魔力を纏って舞空術の飛行力を上げて突撃する。
「近づけさせっかよ!!」
『ぎゃあ――…』
「…またか…!?」
自分に上空から超接近するネロにラ
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