第六幕その七
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「あの神様は有名だね」
「ええ、あとインドの神様はお顔や腕が多いのよね」
「そうした神様が多いね」
「腕が十本あったりするから」
「それが特徴だね」
「あっ、そういえば」
ボタンが牛乳を飲みつつ言ってきました。
「中南米の神様達も」
「あちらは完全に動物ね」
「そうした姿だよね」
「中南米の神様も人間の姿の神様多いよ」
カルロスがお話しました。
「ちゃんとね、けれどね」
「ケツアルコアトル神は、だよね」
「そう、緑色の身体の翼を持っている蛇でね」
「あちらのピラミッドでもね」
「そう言われていたね」
「完全に動物の姿の神様も多いね」
「人間だけじゃなくてね、ただ神様の姿も色々で」
それでと言うカルロスでした。
「完全に人間とは限らないということだね」
「それでエジプトの神様達は」
ポリクロームもお話に入ってきました。
「ああした姿なのね」
「お顔が別の生きものだね」
「そういうことね」
「ただ。人間とあまり変わらないわね」
どうもと言うクッキーでした。
「全体的に受けた感じは」
「身体がそうだからね」
カエルマンはクッキーにこうお話しました。
「だからだね」
「頭だけが違うので」
「しかもその生きものが私達が知っているね」
「そうした生きものなので」
「別にね」
これといってというのです。
「強い違和感はないのだろうね」
「そういうことですか」
「いやいや、それがね」
ここでさっきの若い女の人が言ってきました。
「そうとも限らないのよ」
「それはどういうことなの?」
「メジェドっていう神様がいるけれど」
女の人はベッツイ達に笑ってお話しました。
「この神様のお姿は他のどの神様とも違うわよ」
「一体どんな姿かな」
「ちょっと説明しにくいわね」
女の人はハンクに笑ってこう返しました。
「あの神様は」
「そんなに変わった神様なんだ」
「目だけあって服は一枚だけすっぽりで」
「すっぽり?」
「手がないのよ」
「?どんな姿かな」
「わからないわね」
ハンクが首を傾げさせています、そしてベッツイもどうかというお顔になってそれで彼に応えました。
「本当に」
「うん、猫やジャッカルの頭じゃなくて」
「それで身体が人とかね」
「そういうのじゃないね」
「手がないのね」
「それで目だけ?」
「服は一枚っていうと」
それはというのです。
「一体ね」
「どんな姿か」
「わからないわね」
「お話を聞いてもね」
「メジェド神もピラミッドの中におられるから」
女の人は笑ってお話しました。
「ただ。祭壇は持っておられないわ」
「そうなんだ」
「他の神様と違ってね」
「じゃあ何処にいるのかな」
「ピラミッドの中を
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