あーあ、出遭っちまったか。
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という情報を受けてきたのだが黄巾党はどこだ?」
「もう、追い払ったというか倒しましたが?」
〜許?side out〜
〜夏侯惇side〜
黄巾党が出現したという報せから目的の村に着いた。
だが、周りを見回しても黄巾党はいなかった。
居るのは、一人の女の子と男。
こいつらが追い払ったとは思えない。
「誰がやった。」
「俺」
「貴様がやったのか?」
「おう。バッサリと」
「お兄さん。バッサリとは違うんじゃ・・・」
「バッサリでいいだろ?説明したって理解できねぇと思うし。」
「お兄さんがよければ、ボクはいいですけど、この人が納得するか・・・」
「貴様、私をバカにしてるのか?」
「どう捉えるかは、ご自由に。」
「よほど、死にたいようだな。貴様!!」
と私は七星餓狼に手をかけ、奴の首を目掛けて剣を振った。
ガキンッ!
「おいおい、危ないな。」
「そう言う貴様はちゃんと防いでいるじゃないか。・・・見慣れぬ剣だな。」
「俺専用の武器だ。」
「構えろ。いくぞ!「止め!!」華琳様!?」
打ち合いが始まる瞬間、我らの主である華琳様からの制止だった。
〜夏侯惇side out〜
〜真紅狼side〜
突然の制止を求める声が聞き覚えのあるというか、華琳の声だった。
ヤバイ、実にヤバイ。
だが、まだ気付かれていない。
今なら、逃げられる。
と思ったときすでに遅かった。
「どこに行くのかしら?真紅狼?」
凄いオーラがひしひしとこっちに伝わってくる。
・・・スゴイ痛い。
逃げようと後ろに逃れようとしたら、目の前に雅が往く手を防いだ。
逃げられねぇー!!
「どこにいくのかな?真ちゃん?」
「真ちゃん、言うな。雅」
「真紅狼、前を向きなさい。」
「・・・・ハイ」
バシンッ!
家族からのビンタはとてつもなく痛い。
想いとかが籠っているからだな。目には若干涙があった。
「心配したんですよ。義兄さん」
「すまなかった。」
「おかえりなさい。」
「ああ、ただいま。」
〜真紅狼side out〜
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