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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第70話
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お嬢……様………」
自分の警告を無視してセリカを睨んで声を上げたアリサの言葉を聞いたクルーガーは辛そうな表情を浮かべた。
(クク、それでどうするセリカ?エステル嬢ちゃんがこの事を知れば、後で煩くいってくる事は確実だの。)
「……………………………………いや、”どうやら奴らが間に合ったようだ。”」
「え……………………」
その様子を見守っていたハイシェラは興味ありげな表情でセリカに問いかけ、問いかけられたセリカは目を伏せて黙って考え込んでいたがある気配に気づくと目を見開くと同時に剣技の構えを解いて静かな口調で呟き、セリカの言葉を聞いたトワが呆けた声を出したその時
「―――それ以上はストップです、セリカさん!!」
ロイドの声が聞こえた後、ロイド達”特務支援課”がその場にかけつけた!

「貴方達は一体………」
ロイド達の登場にガイウスは目を丸くし
「あっ!あの赤い髪の女の人は太陽の砦でも戦った”赤い星座”の……!」
「シャーリィ!この間の”アルスター”の件で痛い目に遭っていながらも、性懲りもなくまたクロスベルに喧嘩を売りに来たのか!?」
「どうやら局長――――――いえ、陛下の情報通り、本当に”金の騎神”の獲得の為にここに来たようですね……」
「ええ…………恐らくあの光の柱が”試練の場”なのでしょうね……」
一方シャーリィを見つけたユウナは声を上げ、ランディは厳しい表情でシャーリィを睨み、レクター少佐達を見まわしたノエルの言葉に頷いたエリィは光の柱に視線を向けた。

「それにしても、”騎神”も無いのにどうして”試練の場”が現れたのでしょう……?」
「これも”黄昏”による影響だと思うのですが…………もう一つ他にも考えられる可能性がありますね……」
「え、え〜っとそれよりも、あの”試練の場”ってどんな素材が取れるのか興味が沸かない!?」
「シャマーラさん、話を逸らすにしても幾ら何でもその場の空気を読まない逸らし方はどうかと。――――――それよりも、レクター少佐達をかばってセリカさんと対峙するという超無謀な事をしているあの人達がヴァイスさん達やリィンさんの話にあった”Z組”なんじゃないですか?エヴリーヌさんも一緒にいるようですし。」
エリナの疑問に答えたセティはある推測をすると答えを濁し、セティ同様察しがついたシャマーラの露骨な話の逸らし方に呆れたティオはジト目で指摘した後アリサ達に視線を向けた。

「!ど、どうしてリィンの事を……!」
「も、もしかして貴方達が”特務支援課”……?」
ティオの口から出たリィンの名前を聞いたアリサは驚き、ロイド達の正体を察したトワはロイド達に訊ねた。
「ああ――――――クロスベル警察、”特務支援課”の者だ。クロスベル帝国政府よりこの湿地帯で活動している破壊工作もしくは盗掘の疑いがかか
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