第70話
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か”だの?)
それぞれうめき声を上げて立ち上がろうとしているクルーガー達を見たセリカは静かな表情で呟いた後クルーガー達に”止め”を刺す為に広範囲に斬撃を放つ剣技――――――”沙綾紅燐剣”を放つ構えをし、それをハイシェラは不敵な笑みを浮かべて見守っていた。
「止めて――――――ッ!!」
一方セリカの行動を見て、セリカがクルーガー達に”止め”を刺そうとしている事を悟ったアリサは悲鳴を上げた後走ってセリカの進行を防ぐかのように、セリカと対峙して両手を広げ
「アリサ君……!?」
「チッ……俺達も行くぞ!!」
「……敵を庇うとかバカじゃないの?」
アリサの行動を見たアンゼリカは驚きの声を上げ、クロウは舌打ちをしてトワ達と共にアリサの元へと向かい、その様子を見ていたエヴリーヌは呆れた表情を浮かべていた。
「エヴリーヌが一緒にいる所を考えるとお前達がヴァイス達の話にあった”Z組”とやらか……それで、何故俺の前を阻む?お前達の後ろにいる連中はお前達にとっても”敵”であるはずだが?」
(クク、セリカを阻もうとするとは命知らずな小童達だの。)
アリサ達と対峙したセリカは一瞬だけエヴリーヌに視線を向けた後アリサ達の正体を悟ると静かな表情でアリサ達に問いかけ、ハイシェラはその様子を興味ありげな表情で見守っていた。
「何故もなにも、このままほおっておいたら、貴方はシャロンを殺すんでしょう!?そんなの、シャロンの”家族”として許さないわ!」
「それにレクター少佐にも思う所はあるが、彼にも世話になった事も事実だし……オレ達が失った仲間も少佐の”死”は決して望んでいない。だからどうか、彼らに”止め”を刺す事は止めてくれ……!」
「ま、俺としてはこの中で何の関係もない”紅の戦鬼”に関しては”止め”を刺してくれても構わないが、その様子だとあんたは”3人纏めて殺る”つもりなんだろう?悪いがそれは諦めてもらえねぇか?」
セリカの問いかけに対してアリサは怒りの表情で反論し、ガイウスは真剣な表情で、クロウは苦笑しながらそれぞれセリカに嘆願した。
「お前達………」
「アハハ、支援課のお兄さん達ともいい勝負をする”甘い”人達だね〜。」
「お、お嬢様………そこをお退きください……!これがお嬢様方のお気持ちに応える事を否定して結局は闇の中で生きる事を選んだ私に相応しい”末路”なのですから、お嬢様方が私の為に命をかける必要はございません……!」
一方アリサ達に庇われたレクター少佐は驚き、シャーリィは呑気に笑い、信じられない表情をしていたクルーガーは辛そうな表情を浮かべてアリサ達に警告した。
「嫌よ!”例えどんな状況であろうと、シャロンが家族なのは変わらないわ!”だから、私にとって大切な家族を殺すなんて絶対に許さないんだから!」
「
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