42 剣を持つ者
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北勢田や濃藤も別の場所で花火を鑑賞していた。勿論二人だけでなく他の友達ともいた。
「それにしてもミカワは今楽しんでんのかな」
「まあ、そうじゃない。徳林さんの方が誘われたし、あいつも楽しみにしてたんだよね?」
濃藤はに聞く。
「うん、きっとキスでもやってたりして」
一同は吹きそうになった。
大野と杉山はそれぞれの家族と共に花火を鑑賞する。
「最高の花火だな」
「ああ」
杉山は今は物騒な日々とはいえ、こうした日常は失われて欲しくないと思うのだった。それについては大野も同意だった。
(『あいつ』もこの花火、見てんのかな・・・?)
杉山はクラスメイトのおっちょこちょいな女子の事を考えていた。
ブー太郎は妹のトミ子を高台の秘密基地へと連れて行っていた。
「お兄ちゃん、ここはどこだブー?」
「兄ちゃんが友達と造った秘密基地だブー。ここからでも花火が見えるブー」
ここは日本平から離れているが、花火は見えた。
「うわあ、きれいだブー」
「それじゃ、基地に上がろうブー」
兄妹は基地に上った。そこにはあの四人組もいた。
「おお、お前、ブー太郎でやんす!」
「あれ、お前達もいたのかブー!」
「ああ、日本平の方は人がいっぱいだからな。ここなら空いているし、特等席だと思ったんだ」
「確かにそうだな、ブー。今日は妹を連れてきたブー」
「トミ子って言いますブー。宜しくブー」
「宜しくね、トミ子ちゃん・・・」
富田兄妹は「義元」の皆と花火を見るのだった。
様々な色の花火が打ち上がる。かよ子達はその花火を楽しみながら時を過ごしていった。
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