艦娘とスイーツと提督と・44
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なり、3度目は毒の塗られた櫛を刺されそうになり。4度目で漸く毒りんごだ」
「自分でやらないと気が気じゃなかったんですかね?王妃は」
「さぁな。それより毒りんごだ。流石の白雪姫も何度も殺されかけて少しは学んだんだろうな、毒りんごを中々受け取ろうとしなかった」
「当たり前ですよね?それ」
「だが、王妃も間抜けじゃない。予め、りんごの半分にだけ毒を塗っておき、半分をその場で食べてみせて白雪姫を安心させて毒りんごを食べさせる事に成功した」
「おぉ!推理小説によくあるパターンですね!」
「死んでしまった白雪姫を蘇生させようと7人の小人も努力したらしいがどうにもならず、ガラスの棺に納めて保管する事にした」
「あ、その辺も今と同じなんですね」
「そして、そこに現れるのが王子様だ」
「王子様のキスで目覚めるんですよね!」
「……いや?」
「ち、違うんですか?」
「違うなぁ」
「じゃあどうなるんです!?」
「それはお前、本読んで確かめろよ」
瞬間、白雪がずっこけそうになる。だが、こういうのは全て話として聞くよりも自分の目で確かめた方が面白いんだよ。
「しかし白雪、お前ツッコミ属性だったんだな」
「そりゃあそうですよ。吹雪ちゃんをはじめウチの姉妹だけじゃなくボケ倒してる人とかぶっ飛んだ人が多すぎるんですよ、この鎮守府」
「ははは、言えてらぁ」
「一番ぶっ飛んでる人が何言ってんですか!」
「オイオイ、褒めるなよ。照れる」
「褒めてませんよ!?」
うんうん、キレのあるいいツッコミだ。
「しかし……地味だけれどツッコミとして自分の立ち位置を確立してるとか、銀○の新八ポジだな!」
「地味って言わないで下さいよ地味って!気にしてるんですから!あと眼鏡が本体じゃないですからね!?」
「お、おぅ」
というか白雪知ってんのか、○魂。恐らくは初雪か深雪辺りの影響だろうが。こんなに騒がしいオヤツの時間も珍しいが、たまには悪くねぇな。
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