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ペルソナ3 アイギス・だいありー
後編
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調整の為、連日徹夜続きでかなりストレスを抱えていたらしい。それがシャドウを生み出すきっかけになったのだろう。しかし、まるでスピカがそれに気づいて警告してきたかのようだったな。そこまで高度な人工知能とも思えないのだが・・・」
美鶴さんも困惑したように言いました。
「ただの推測ですけど・・・」と風花さんが自信無さげに口を開きました。
「アイギスとスピカは、直接接触することで何か同調していたのではないでしょうか。スピカはアイギスのパピヨンハートの影響を受けて疑似的な心を生じさせて、アイギスはそのスピカが感じ取った危険予知を受けて暴走気味の行動をとった。みんなを守るために、お互いに補完しあって動いた。
まあ、そんな奇跡みたいなこと、本当におきたのかわかりませんけど・・・」
「そうだね。とても不思議な話だ。でももしかすると、いずれスピカがもっと進化したら、本人が説明してくれるかもしれないよ。」
風花さんの話を受けて、『あの人』がそう言いました。
その言葉に、風花さんはうれしそうにうなずき返しました。
「スピカも和久田技師が回復すれば、すぐに復旧作業を始められるそうだ。」と美鶴さんが言い添えました。
「良かったねアイギス。治ったらまたスピカに会いに行こうね。」
風花さんは私の方を見て、微笑みながらそう呼びかけてきました。
その時の私の、飛び跳ねたくなるような浮き立つ感覚。これが「うれしい」という感情でありましょうか。
私は風花さんの笑顔に応えるように、元気よく言いました。
「はい。楽しみであります。」
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