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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
Extra_Edition
あかりのとあるいちにち
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る。
「あかり先輩、おはようございます!」
ビルの入口前であたしに声をかけたのが、あたしの戦妹である乾桜ちゃんだ。
当初、あたしと桜ちゃんの戦姉妹に難色を示していた教務科。
だが、序列の例外であるなゆおねーちゃんの鶴の一声によってそれが覆った。
そしてなんやかんやであたしと桜ちゃんの戦姉妹が結成された。
因みに「新年度になったらもう1人あたしが面倒見る」という条件付きである。
あたしは「2人も面倒見れるのか?」という不安がある。
だが、戦姉妹結成を聞いた時の桜ちゃんの笑顔を見たらそんな事は些事に思った。
なので、今はそんな不安はあまり無い。
まぁ、なんとかなるだろう。
桜ちゃんと共に「旭翔建設」のビルへ入っていく。
「よぅ、久しぶりだな」
「あっ・・・お前はあの時の!」
ビルのエントランスで出会ったのは「ラグーン台場」での誘拐犯・・もとい、
今は「旭翔建設」幹部である二人組だった。
金髪の方は「逢坂(あいさか)悠斗(ゆうと)」と言い、今は綴先生の旦那である。
黒髪の方は「藍沢(あいざわ)大和(やまと)」と言い、今は矢常呂先生の旦那である。
「お前は依頼で此処に来たのか?」
「はい。そんなところです」
「そうか・・・・あの厄介団体にはうってつけだろうな(笑)」
「『厄介団体』・・・・・ですか?」
悠斗さんの言葉に疑問を持った桜ちゃんが質問をする。
「ああ。何度も何度も粛清されても懲りずに騒いでる連中だ」
「えぇ・・・・その団体、バカなんですか・・・・(呆れ」
悠斗さんの言葉に呆れ返る桜ちゃん。
「ああ・・・・。身も蓋もない位の大バカだ。まぁ、大和に比べればマシだがな」
そう言って大和さんの方を見る悠斗さん。
「「あぁ・・・・・納得」」
それに納得するあたし達である。
それが不服だった大和さんは異議を申し立てるがあっさり却下されてしまった(笑)
そして、大和さんは「OTL」状態なっていたが、毎回のご愛嬌なのでスルーである。
決して「不憫」とは言ってはいけない。
悠斗さんと大和さんと別れたあたしと桜ちゃんは依頼主の下に向かった。
最上階の会議室であたし達を待っていたのは社長の旭野將文さんだった。
見た目は優しそうだが、なゆおねーちゃんと同じくイ・ウーの現役メンバーで、雷系の能力者である。中でも近接格闘が得意である。
あたしも手合わせをした事があるが、あの速さは反則だ。
その將文さんと打ち合わせを行い、今回の粛清対象の団体の本拠地ビルに向かう。
桜ちゃんを後ろに乗せた状態でバイクで移動する事、15分。
今回の対象である「槇島組総合事務所」に到着した。
以前は旭翔建設ビルから徒歩数分のところに在ったらしいのだが、なゆおねーちゃんと「真優香先輩」になった葵先輩の逆鱗に触れてビルが壊滅
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