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アリアのとあるいちにち
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と他愛のない話をした後、あたしはもう1人の待ち人を待っていた。
月初めに絶交状態になっていたレキである。
先週の「エクプレス・ジャック」以来音信不通になっていたので凄く心配しているのだ。
一応、申請用紙にはレキの名前が記載してあるが、無駄になるかもしれない・・・・・。
そう思うとポーカーフェイスを保っているものの、内心は不安で仕方がない。
「大丈夫よ。レキは絶対来るわ」
凪優があたしをきゅっと抱きしめた。
おそらく不安になっているあたしを励ます為なのだろう・・・・。
何処がとは言わないが少し息ができない。もうちょっと加減しなさいよ(困惑
暫くして、レキが遅れて登場した。
あたしは安堵で心が一杯になった。
今直ぐにでも謝って和解をしたい。
しかし、周囲の目があるので中々話を切り出せないでいた。
それを既に察していたのかキンジと白雪と理子、それに凪優が後押し(強引)してレキと面向かうことになった。
レキと面向かった直後に急激に恥ずかしくなって顔から火が出るほど紅くなってしまったが、そのお陰?かで本音を言う事が出来て和解出来たんだから、結果オーライて奴よね、これは。
もっと話をしていたかったが蘭豹先生に催促されたので、直前申請を優先させねば・・・・・。
2009年9月23日 午前11時59分55秒。
あたしが属する「チーム・バスカービル」が承認され、発足した瞬間であった。
午後からは戦妹のライカ、ライカの戦妹である麒麟、凪優に凪優の戦妹のあかりと共にショッピングに出掛け、休日を楽しんだ。
その後の夕食では、あたしの誕生日会が執り行われ、あたしは凪優お手製の「ももまんキャッスル」を心ゆくまで堪能したのであった。
夕食後にママの弁護士から連絡があり、三度スズキ・GSX-R1000を走らせた。
それから弁護士とママの裁判の準備を済ませて帰ってきたのは夜の11時だった。
あたしは男子寮ではなく女子寮の自室に到着した。
その直後だった・・・・。
珍しく、キンジから電話がかかってきた。
何時もとは違った感じだったので返事を返すときにテンパってしまった・・・・。
キンジとの通話終了後、あたしは緊張しながらも指定された場所・・・・・女子寮地下の温室に向かった。
そして・・・・緊張しつつも薔薇園で待つ事数分。
キンジが到着した。
あたしは何時もどおり振舞おうとしたが、緊張のせいで上手くいかなかった。
そして、薔薇園で修復された跡を見て、キンジとの会話に花が咲く。
「で・・・・用事は何?こんな夜遅くにレディーを呼び出すからには、それなりのご用件でしょうね?」
暫く、語った後に咳払いをしてあたしはキンジに本題を尋ねた。
「11時45分。これもかなり、ギリギリセ
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