第十五話「列強の落日3」
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」
「ああ、ヴィーグ大佐か」
ミレケネスに話しかけたのはグレート・ディアボロスの艦長メイシュ・ヴィーグ大佐だった。アルゼンチン帝国の象徴とも言えるグレート・ディアボロスの艦長を務めている事からも分かる通り優秀な人物で戦術面では海軍内でも一、二を争う実力者である。
「まもなく作戦が始まります。ここに留まりますか?」
「ええ、この船の事をもう少し見ておきたいので」
「分かりました。何かあったら知らせてください」
そう言うとヴィーグは自分の持ち場に戻る。ミレケネスは改めて前方を見る。グレート・ディアボロスを中心にした大艦隊。これらは北上し、リーム王国を焼き払うのだという。それが完了すれば立案された作戦は完了しパーパルディア皇国、リーム王国の全土併合を行うのみであった。
ミレケネスはアルゼンチン帝国の自国にも劣らぬ貪欲さと時刻より優れた技術力に冷や汗をかくのであった。
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