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妹なんていなければよかった (紗夜/日菜) 〜 Bad End 〜
(未定)

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ー 3/15 - 正午すぎ CiRCLE ー


この日も私はCiRCLEに来ていた。
家だと集中できないから、最近はよくここに来ている。





「もうこんな時間…2時間半も練習していたのね…」
「お腹が空いてきたわ…そろそろ終わりにしようかしら…」


私は機材を片付けてカウンターに向かった。

そこには、少し暗い表情をした日菜がいた。


日菜は私が戻ってきたことに気づくと

笑顔で

「おねーちゃん、一緒にお昼食べよ…?」

と言ってきた。







まるで私を確かめるかのように。







断る事もできた。
でも私は







「ええ」










こうして私は日菜と昼食をとり、一緒に帰ることになった。


帰り道、私は日菜に質問した。


「何か悩みでもあるの…?」
「さっき暗い顔をしていたから」


日菜のことを心配しているわけじゃない。
けれど、日菜が落ち込んでいるところを滅多に見たことがなかったから
少し気になってしまった。


「ううん、なんでもないよ!」


「…」
「その………この前、あなたに酷いことを言ってしまって…」
「ごめんなさい…」


(!?)
「ううん…大丈夫だよ」
「私は全然気にしてないよー!」


「そう……」
「それならいいのだけれど…」




その後、少し寄り道をして帰った。





ー 氷川家 ー





あれから私は日菜のことが気になって仕方がなかった。



『お願いだから来ないで』



(……………)
(酷いことを言ってしまったわね……)





コンコン…
「私そろそろ寝るね」
「おやすみなさーい」


「…」
「おやすみなさい…」
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