暁 〜小説投稿サイト〜
夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
乙女の聖戦(夜戦)(IF純クリ)
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「ッ!…………大丈夫、か、クリス?」

大丈夫じゃ、ない。

凄く痛くて、お腹におっきいのが入ってる感覚は

とっても変な感じ。

呼吸もままならないから、喋るのも、大変。

だけど、不思議なの。

「痛い、けど……嬉しい、の 」

涙が止まらない。

痛いからじゃない。

辛いからじゃない。

苦しいからでもない。

この涙は、嬉しいから。

愛しさが込み上げてきて。

この痛みが、嬉しくて、涙が止まらない。

「私のハジメテ……純に、あげられた。ふふ、嬉しい。純は……嬉しい?」

手を伸ばし、彼の頬に添える。

ジンジンと痛むアソコに、顔が引き攣りそう。

上手く笑えてるかな?

変な顔、してないかな?

純に、嬉しいって、幸せだって、伝わってるかな?

「俺も、嬉しいぜ。クリスのハジメテの男になれた……この日を、夢みてた」
「うん…………私も」

一つに繋がり、抱き合う私達。

重なる心臓の音が心地好くて、

繋がりあった部分が熱い。

純の背中に手を回し──────────

「あ」

引っ掻き傷に気付く。

私が付けたモノだ。

「ご、ごめんね、純。これ、い、痛い、よね? ごめ……んんッ」

謝る私に、純がキスで口を塞ぐ。

うわ、うわー。

し、舌が、舌がしゅごい。

す、凄く、エッチぃ。

「ん、ぷぁ、はぁ、はぁ…………はぅ?」
「気にすんな。クリスの痛みに比べりゃ、なんて事ねぇよ。それに、嬉しい痛みだ………だろ?」

私の頬を撫で、汗や涙で張り付いた髪を梳きながら

微笑む純。

純の手が気持ちいい。

純の言葉に心が震える。

嬉しい。

だから、私も純を喜ばせたい。

純に気持ち良くなって欲しい。

純を幸せにしてあげたい。

「純……動いて……私は、平気だから」

気持ち良くなって欲しい。

純の男の子、私の中で切なそうに震えてるよ?

純の顔も、笑ってるけど、汗凄くて、切なそう。

だから、気にしなくていいから。

私は平気だから、我慢しないで

いっぱい動いて、気持ち良くなって。

「ありがとな、クリス」
「ん………じゅん?」

頭、撫でられるの、気持ちいい。

て、私が気持ち良くなってどーするの!

私は純に─────────

「だけど、もうちょっと、このままでいさせてくれ」

クリスが慣れるまで。

そう言って、私の額にキスをする純。

「……我慢、しなくていいんだよ? 私は」
「正直、動きたくて仕方ねぇ」
「ん………それなら」
「だけど」

私の髪、頬、肩、胸元と、順にキスをしな
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