暁 〜小説投稿サイト〜
夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
乙女の聖戦(夜戦)(IF純クリ)
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たんだ、よね。

私と、頭の中で、想像の私と、

……………………………………………むか。

「…………純」
「ん?」
「今日から1人でスるの、禁止」
「いや、なんだよ突然!?」
「なんでも」

慌てる彼を、精一杯怒った顔を作って睨む。

「エッチなのは、よくない」
「いや、まさに今俺とクリスは愛を確かめあったワケだが?!」
「ダメなものは、ダメ」
「え〜……………まあ、別に無理って訳じゃねぇけど」
「……にぶちん」

こーいう所は察しが悪い。

でも、そーいう所も、好き。

「………どうしても我慢出来ないなら」
「ん?」
「私を呼んで」
「は?」
「純の想像した私より、凄い事、しちゃうんだから」

純が呆気に取られた顔をしてる。

私も顔がカッカと熱くなる。

たぶん、いや、きっと、凄い事を言ってる。

でも、やっぱり純の想像でも、想像の中の私でも、

私以外に、純がエッチな目を向けるのは、嫌。

本物の私にもっと、め、メロメロにしちゃうんだから。

でも…………………困った。

男の子ってどんな事したら喜ぶんだろう?

男の子が喜ぶ、え、エッチな事…………むむ。

雑誌やネットでも調べられるけど……。

でも、変な事しちゃうのは嫌だし。

出来れば実体験に基いた意見が欲しい、かな。

ママ…………いやいやいやいや、それはない。

確かに経験は豊富だろうし、パパとラブラブだけど、

お、親に聞くのはさすがに……。

し、下着もアレだけど、あの時は必死だったから……。

誰か、いないかなぁ……?

f

「昨日の翔………可愛かったな」

リディアンの廊下を歩きながら、昨日の事を思い出して、顔が緩んでしまいそうになる。

素直に、正直に、自分の想いを伝えられた。

照れる翔が見れた。

意地悪なのも、エッチなのも、嫌いじゃない。

けど、感謝や大好きって気持ちはちゃんと伝えたい。

いつもはそれが出来ない、我ながら可愛げの無い性格なんだけど。

今回は──────────

「クリス先輩に感謝…………かな」

ちっちゃくて、銀髪で、可愛い先輩。

クリス先輩のおかげで、素直じゃない自分に打ち勝てた。

ちょっとずつでも、もっといっぱい、翔に素直な大好きを伝えられるようになりたいな。

「あ」

そんな事を考えてたら、目の前からクリス先輩が歩いてきた。

なんか、ひょこひょこしてる?
怪我してるのかな?

「クリス先輩」
「ひゃ………ッ! い、たた……ッ」
「だ、大丈夫?」

お腹?を抑えて痛がるクリス先輩。
目の前から来た私に気付いていなかったのか、先輩は驚い
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