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BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
#005 私と幼馴染のタッグは最強で最凶(最恐)
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ネージャー通したりする事が多いけど、まぁ有るのは解る」
「単純に言うとそのお偉いさんが此方を気に入れば、ある程度のコネができるのよ」
「そんなに簡単にできるものなの・・・?」
「『単純に言うと』って前置きしたじゃない。実際はその人次第だけどね」
「つまり、千聖は私が女優デビューしてコネを開拓してそのコネでPastel?Palettesのライブを開くってこと?」
「そうよ」
「でもさ・・・・私、演技力とか自信ないんだけど・・・・・」
「そこはあーちゃんなら問題無いわ」
「・・・どうしてそう言い切れるの、ちーちゃん」
私は昔の呼び名(今でも日菜が使ってるが)で呼んだ千聖に問うた。
「だって、貴女『姫君』と呼ばれてるほど、演劇部で有名なんでしょ」
「確かにそれはそうだけど・・・・・って誰から聞いたのよ」
「かおty・・・薫よ。あと確証を得るのに麻弥ちゃんにも聞いたわ」
「さいですか・・・・・。で、やるといっても手続きとか・・・・」
「そんなもの、専務も巻き込んで他のスタッフに内密で手続きは完了してるわよ。勿論、貴女の受けるオーディションも決まってるわ」
既に外堀が埋められていた。
私がこの状況になると断る確率が低くなるって知ってて動いてたな。ちーちゃん。
本当に策士だよ。ちーちゃんは。
昔からそう。私の想像より上を行くんだもん。
少し妬けちゃう事もあるけど、だけど・・・・いや、それ故にか。
「頼もしい」んだよね。
そう「私がヒロイン」だとすれば「ちーちゃんが主人公」。
いっつも助けられてばっかり。
今度こそ逆の立場になれるかなって思ったんだけどなぁ・・・・。
やっぱりこうなるんだね。
・・・・・・だけど助けられる方にも矜持って物がある。
ずっと守られているだけじゃない。その隣に並び立つんだ。
そして助けてくれたちーちゃんの考えを確証に変える。
そしてなによりも・・・私と幼馴染(ちーちゃん)のタッグは最強で最凶(最恐)って事を証明したいから。
「あーあ。もう。ちーちゃんてば私が引き受ける事前提で事を進めているのね」
私は自分の心境をちーちゃんに悟られぬよう誤魔化す様に言った。
「当然よ。こうする事が最善手だもの。それに何時までも思い悩んでるあーちゃんを見たくないもの」
「そっかぁ・・・・。だったらやるからには手加減しないわ」
「引き受けてくれるのね・・・・」
「ええ。これから一緒に演技練習とか宜しくね、ちーちゃんっ!」
「ええ。時間が取れるときは一緒にやらせてもらうわ、あーちゃん」


こうして数日後に行われたドラマのオーディションに合格して女優デビューを果たしたであった。
そして、仕事を続けていくうちにコネが広がった。
そのコネを利用し、私達の念願でもあるライブ開催が決定したのであっ
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