暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep22特別捜査官になろう〜to recieve training 5〜
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ドスネークの6種類が棲息してる。どれもその世界だけの固有種で、億クラスで密売されてるそうや。

「つまり実働隊は標的の動物が絶滅せぇへんように注意しながら、繁殖期で増えた動物を密猟して、それからまた次の繁殖期に密猟を行う、ってゆうのを繰り返してるわけや。そんで界図に描かれた、どこか図形っぽかった出現の法則性の正体は、その図形を狙ったわけやなくて密猟の効率を目指した結果。偶然に描かれたものや」

そこまで言い終えたわたしはセレス執務官をチラッと見ると、「うん。正解。正解にたどり着くまで結構早かったね」って小さく拍手してくれたから、みんなで「やった!」って喜び合った。

「それじゃあ他には? 実働隊のことだけじゃなくて、何か気になること、注意しておかないといけないことなどなど。特別捜査官は出向先で使われる立場だけど、使う立場でもあるからね。部下を無駄に浪費するような間抜けは犯せない」

「えっと・・・それなら。わたしらの今向かってるカルガには、魔法を使うヘイロゥウルフが居ります」

ヘイロゥウルフの生態データを、みんなの前に展開したモニターに表示させた。局が定めた基準やとヘイロゥウルフの保有魔力量はS−ランク相当。シグナムが「私と同程度というわけか」って嬉しそうに微笑んだ。シグナムはなんて言うか強敵との戦いが好きみたいで、シャルちゃんやフェイトちゃんとの1対1の模擬戦は特に。けどなシグナム。わたしらの敵はそっちじゃないんよ。

「しっかし、S−ってやべぇな。狼って群れなんだよな? 実働隊との戦闘でソイツらの魔法に巻き込まれちゃ堪ったもんじゃねぇな」

「そこはほら、あれや。狼たちと実働隊が戦いを始める前に、わたしらが叩けばええんよ。ですよね、セレス執務官?」

「そうね。カルガの南部の大洋に浮かぶ孤島にのみ棲息しているし、そこへ向かっている途中の連中を狙えばいいっていうのは賛成」

「あのさ。密猟される場所がその世界で1ヵ所っていうんならさ、どうしてこれまで密猟が阻止できてねぇんだ?」

ヴィータの疑問ももっともや。そやけどそれも捜査資料の方に載ってるから、わたしは「あんな――」って説明に入る。孤島は自然保護区で、自然保護隊しか常駐できひん。しかも局は万年魔導師不足ってゆうことで、前線にはあたらへん自然保護隊の中には魔力未保有者が多いから、魔法やスキルを扱える密猟者に対しては弱い。

「さらに陸地から遠いゆうことで、援軍が来るまで時間が掛かる。しかも派遣してもらったとしても繁殖期の間、ずっと残ってもらうわけにもいかへん。で、その間に密猟が行われるわけやな」

「勢力を拡大するのも考えものですね〜」

「過ぎたるは猶及ばざるが如し、ということだな」

シャマルとシグナムがそう言うと、「あはは、耳が痛い」ってセ
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