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真恋姫を駆けた男
真紅狼、孫策に会う
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情報だ。


「いったい何をしている、雪連。」
〜???side out〜


〜真紅狼side〜
「いったい何をしている、雪連。」


と雪連と呼ばれた女性の頭を叩き、小競り合いを止めてくれた。


「いったーい!何するのよ、冥琳!!」
「身内がとんだ御無礼を。つかの事を聞きますが、曹家の兄である。蒼騎殿ではありませんか?」
「何故、俺の名を?」
「曹家が探し人の情報を各地に回している故・・・」
「あー、マズイな。」
「貴方、曹家の人間だったの?!」
「おう。まだ“曹”の名は貰っていないがな。」
「まさか“真紅の殺人鬼”が曹家の長男だったとはな。」
「色々あったんだよ。」
「詳しく聞きたいものですね。その色々(・・)の部分を」
「止めとけ、お前らには一生縁のない話だ。」


と俺は冥琳と呼ばれた女性の探りをかわしていく。
そんなとき、近くで足音がした。


「雪連と冥琳って言ったか?そこの二人、ちょいとこっちに来い。」
「「???」」
「団体さんのお出ましだ。」


と言った後、山賊団と思われる集団が2,30人出てきた。


「へへっ、見ろよ。孫策と周瑜、それに曹家の長男がいるぜ!」
「しかも、その内一人は朝廷から追われていて、生け捕りにすればたっぷりと報奨金が出る。」
「いや、待て。曹家の長男は監禁して曹操を強請ろうぜ。たくさん払ってくれるぜ、絶対。」
「そうだな。そうしようぜ!」
「おい、お前ら!!男は生け捕りだ!!」


と戦力差で勝っているという妄想に囚われている山賊どもはすでに勝っている様子だった。


「オイ、お前。」
「あ?」
「てめえだよ。そこのちょび髭。」
「なんだと?」
「誰を強請るって?」
「ああ?曹操に決まってんだろ。」
「そうか・・・なら何されても文句はいえねぇよな?」
「寝言は寝て言え、ガキが!!やっちまえ!!」
「「「ウオォォ!!」」」
「お前ら、孫策と周瑜だったのか。で、どっちがどっち?」
「そんなこと聞いてる場合じゃないでしょ!?」
「あ、大丈夫だから。」
「は?」
「一応警告しといてやるか。山賊どもそこから先一歩でも踏み出した瞬間、バラバラ死体が出来上がるから死にたくなかったら止めときな。」
「どうしましょう?頭。」
「はったりに決まってんだろ。いけお前ら!」
「忠告はしたから恨むなよ?あ、孫策と周瑜はもうちょい俺に寄って。巻き込みかねないから。」


言った後、二人は近づいてきた。
体の一部が俺に当たっているんだが、スゲェボリュームだな、オイ。
・・・ゴホンッ!
俺たちの周りに即座に鋼糸を展開し、山賊の頭っぽい奴以外を残して、残りは裁断した。


「なぁ・・・!?」
「あ
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