暁 〜小説投稿サイト〜
星々の世界に生まれて〜銀河英雄伝説異伝〜
揺籃編
第十二話 エル・ファシルの奇跡(前)
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
右翼後方に回りこもうとしているようです」
「……よし、第1分艦隊に命令、敵A集団に突撃せよ。命令、第1分艦隊突撃後、本隊と第3分艦隊は敵A集団への攻撃を続行しつつ九時方向に移動、敵B集団に正対する。陣形そのまま、急げ」
「了解しました。…第1分艦隊はA集団に突撃せよ!…本隊、第3分艦隊は九時方向にスライドしつつB集団に正対する!B集団との相対距離を保て!」
第1分艦隊が約三百五十隻、敵A集団は…約五百隻くらいか。突撃が成功すれば、敵A集団を釘付けに出来る。こちらの本隊、第3分艦隊で約千隻、敵B集団がおよそ千二百…正対すれば戦線の維持は可能だ…なんだ?
「こ、これは…敵A集団が後退しつつあります!敵B集団、陣形再編中…紡錘陣をとる模様!」
紡錘陣だと?…しまった!こちらを分断に来たか!
「急速後退だ。スパルタニアン(単座戦闘艇)を出して近接戦闘の準備をさせろ…どうした?」
「司令官、第1分艦隊が後退する敵A集団を追って陣形が崩れ出しています。突撃準備には時間がかかるものと思われますが、続行させますか」
「続行だ。引き続き突撃隊形への再編急げと伝えろ」
「了解しました…二時方向より敵B集団、向かって来ます!」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ