揺籃編
第十二話 エル・ファシルの奇跡(前)
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右翼後方に回りこもうとしているようです」
「……よし、第1分艦隊に命令、敵A集団に突撃せよ。命令、第1分艦隊突撃後、本隊と第3分艦隊は敵A集団への攻撃を続行しつつ九時方向に移動、敵B集団に正対する。陣形そのまま、急げ」
「了解しました。…第1分艦隊はA集団に突撃せよ!…本隊、第3分艦隊は九時方向にスライドしつつB集団に正対する!B集団との相対距離を保て!」
第1分艦隊が約三百五十隻、敵A集団は…約五百隻くらいか。突撃が成功すれば、敵A集団を釘付けに出来る。こちらの本隊、第3分艦隊で約千隻、敵B集団がおよそ千二百…正対すれば戦線の維持は可能だ…なんだ?
「こ、これは…敵A集団が後退しつつあります!敵B集団、陣形再編中…紡錘陣をとる模様!」
紡錘陣だと?…しまった!こちらを分断に来たか!
「急速後退だ。スパルタニアンを出して近接戦闘の準備をさせろ…どうした?」
「司令官、第1分艦隊が後退する敵A集団を追って陣形が崩れ出しています。突撃準備には時間がかかるものと思われますが、続行させますか」
「続行だ。引き続き突撃隊形への再編急げと伝えろ」
「了解しました…二時方向より敵B集団、向かって来ます!」
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