第69話
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嬢様方の望み――――――存分に果たされるとよろしいいでしょう。――――――わたくしも一切の躊躇いもなく、忌まわしき技を振るえるというものです。お嬢様からの”愛”をお返しすると共に立ち塞がらせていただきましょう。」
決意の表情で武装を構えたアリサに静かな笑みを浮かべたクルーガーは冷酷な表情を浮かべて自身の武装を構えた。
「上等……!」
「たとえ貴女が相手でも押し通らせていただく……!」
「いや〜、因縁ある者同士の対決って燃えるよねぇ。ふふっ、それじゃあ僕もせいぜいドラマを盛り上げさせてもらおうかな?」
クルーガーの言葉に対してそれぞれ戦意を高めているアリサとガイウスの様子に呑気に笑ったカンパネルラは戦いの構えをし
「お前の場合はそんなこと、2度とできないようにしてあげる。3年前の”グロリアス”の時は片腕だけ奪って逃がしちゃったけど今度は”命を含めた全部を奪ってあげる。”――――――キャハッ♪」
「いや、君が言うと洒落になっていないから、程々に手加減してくれないかな、割と本気で。」
「ったく、これじゃあどっちが悪党かわかんねぇが……本気で行かせてもらうぜ!」
凶悪な笑みを浮かべたエヴリーヌの言葉にカンパネルラは冷や汗をかいて表情を引き攣らせながら答え、呆れた表情で指摘したクロウは気を取り直してトワ達と共にカンパネルラ達との戦闘を開始した。
カンパネルラ達は強敵ではあったが、”魔神”であるエヴリーヌが相手ではカンパネルラ達は対抗できず圧倒され、更にそこにトワ達の連携もあった為カンパネルラ達は徐々に後退していった。
「ぐっ………この人数でも”魔弓将”には敵わないか。」
「ったく、俺のチートを易々と食い破るとかどんだけの化物だよ……」
「……お嬢様方もお見事です。」
カンパネルラとレクター少佐は疲弊した様子でエヴリーヌを見つめ、クルーガーはアリサ達を称賛した。
「もう終わり?もうちょっとエヴリーヌを楽しませてよ、くふっ♪」
「いやいや、私達はこれ以上は冗談抜きで勘弁して欲しいねぇ。」
「前々から思っていたがコイツの戦闘凶に関しては、マクバーンと”同類”なんじゃねぇのか?」
凶悪な笑みを浮かべたエヴリーヌの言葉に敵味方関係なくその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アンゼリカとクロウは疲れた表情で呟いた。
「フフ……それにしても”魔弓将”の件を除いても驚いたよ、君たちの力には。だからこそ”そんな君たちが各地を回る理由”を、改めて問い質したくなったかな?」
「どうやら奥の結界じゃなく、黒焔のプレロマ草に用らしいな?……ただのカンだが皇太子殿下の居場所に繋がる”何か”か?」
意味ありげな笑みを浮かべたカンパネルラに続くようにレクター少佐は真剣な表情でトワ達に問いかけた。
「……っ
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